岡山市平和の日である6月29日に毎年挙行している岡山市戦没者追悼式の参列者や、同時期に岡山シティミュージアムで開催している「岡山戦災の記録と写真展」の来場者は、減少傾向にある。平和な時代が続き、次世代を担う若者の身近に戦争体験者がいなくなっているなか、若い世代へ戦争の惨禍を伝え、平和を大切にする意識をどのように育んでいくのかが重要な課題になっている。
市では、岡山空襲を中心とした資料を展示し、歴史の事実を認識しながら、先人の労苦を偲び、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継いでいくため、平成24年10月に岡山空襲展示室を開設している。
これまで家庭や学校が担ってきた戦争体験の継承の場を引き継ぎ、戦争体験者の役割を補完する施設として、岡山空襲展示室が市民に活用され、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継いでいけるよう事業を実施する。
岡山空襲展示室に「ボランティアガイド」を設置することで、来館者に展示内容をより深く知ってもらい、また「ボラティアガイド」を養成することで、戦争体験の継承や平和活動の担い手の育成につなげる。
(1)岡山空襲展示室の「ボランティアガイド」の養成・設置
(1)ガイド養成のためのカリキュラムを構築し、講座を開催
(2)「ボランティアガイド」の募集
(1)ガイドの募集計画や要項を作成
(2)ガイドの登録と活動、スケジュール調整、出勤管理
提案団体 平和推進岡山市民協議会
協働部署 福祉援護課