「ボランティアメッセージ」では、これからボランティアに取り組むあなたへ、ボランティアの先輩からメッセージをお届けするよ☆
のっぷとティアがボランティア活動の現場におじゃまして、ボランティアに参加したみんなからボランティアの魅力や、活動してよかったことを聞いてきたよ!
今回紹介するのは、学生ボランティア団体「しゃもじ」の代表・石川未藍さんのインタビューです。ボランティアの魅力や、活動してよかったことを聞きました。なお、内容は取材当時のものです。
学生ボランティア団体「しゃもじ」代表 石川未藍さん
2023年12月30日、友人・知人11人で立ち上げた学生ボランティア団体です。
「しゃもじ」という名前は、「しあわせと」「やさしさを」「もっと広げる」「慈善団体」の頭文字からとっていて、これは活動のコンセプトでもあります。現在は中高生、大学生が30人ほど在籍しています。
行っている活動は大きく分けて2つあり、1つは依頼型ボランティア(ボランティアを必要とするNPO団体などから依頼を受け、イベント運営などの活動を支援)、もう1つは企画型ボランティア(自分たちで企画を考えてブースなどを出店)です。いずれの活動も内容に興味があり、都合がつくメンバーが対応しています。
「しゃもじ」の2人の副代表と
企画型ボランティア「SDGsに配慮した世界でひとつのキーホルダー(ワークショップ)」
廃材と県産デニムの切れ端が材料、収益金は赤磐市を通じて能登半島地震の被災地に寄付
自分では覚えていないのですが、東日本大震災の被災地の映像をテレビで見て「何かしたい」と言ったそうです。当時3歳か4歳でしたが、支援物資の仕分け作業などを手伝ったのが人生最初のボランティアでした。
小学校に上がってからは、フリーマーケットで得た収益金を倉敷市の「よい子いっぱい基金」に送ったり、西日本豪雨災害時には支援物資の仕分けや、物資を被災地に届ける活動などに携わってきました。
根底には、「困っている人を放っておけない」という気持ちが強くあります。
たとえば、電車内で高齢の方や妊婦さんが立っていたら席を譲ったり、雨のなか濡れて歩いている人に「使ってください」と傘を手渡したことも。
面識のあるなしに関係なく、いち早く声をかけて人のために動ける人になりたいと思っています。
視野が広がったことです。
私は“コロナ世代”で、職場体験などの校外行事が軒並み中止となり、小学6年から中学3年までの間、学校の外と関わる機会がほとんどありませんでした。
「しゃもじ」の活動を始めたことで他校の人や年代の違う人と知り合ったり、話をすることで世界が広がり、ものの見方は一つではないことを体感しました。一つの目標に向かってみんなで協力してうまくいくと嬉しいし、結果がよくなるように努力することも楽しいです。
またボランティアを通じて色んな立場の社会人と出会い、多くの刺激を受けています。
私自身、漠然と将来は医療関係の仕事に就きたいと考えていましたが、活動を通じてひょんなことから医療関係者と話す機会があり、具体的な話を聞けて目標が明確になりました。
他のメンバーも、意図せず将来を考えるきっかけに繋がったり、憧れの職業の人と知り合うこともあります。
紙屋町商店街(北区表町)で11月に開催したワークショップの様子
学校の外に飛び出して活動するボランティアは、本当に視野が広がります。
世のため人のためといいますが、自分にとってもプラスになる経験が沢山できます。
ボランティアに携わる若い世代がもっと増えてほしいし、私や仲間たちが「よかったな」と思う経験を皆さんにもしてほしい。
「しゃもじ」でもメンバーを募集しています。
県内に住んでいる中高生で、ボランティアに取り組みたい気持ちがあれば大歓迎です。
皆さんも、挑戦してみませんか?
きみの後押しをしてくれるような言葉には出会えた?
次は興味のある活動を探してみよう♪
ボランティア募集の情報は、随時更新されているから定期的に確認して、ぴったりの活動を見つけて参加してみよぅ☆