岡山県から、災害時の石綿飛散を注意喚起するチラシを作成した旨の連絡がありましたので、お知らせします。

被災した建物の石綿(アスベスト)に注意!
戸建て住宅には石綿が含まれる建材が使用されている場合があり、被災した家屋の片付けの際に石綿を吸い込むと健康被害が生じるおそれがあります。石綿を吸い込まないように注意して作業をしてください。
石綿(アスベスト)は、天然の繊維状鉱物で、吸引するとじん肺や肺がんなどの原因になるとされ、現在は製造・輸入・使用などが禁止されていますが、平成18年(2006年)9月以前に建てられた建物には、使用されている可能性があります。

戸建て住宅の石綿含有建材の例
- 住宅屋根用化粧スレート
- セメント円筒煙突
- 窯業系サイディング
- ケイ酸カルシウム板第1種
- 石膏ボード
- 壁紙
- ビニール床シート

被災現場での注意点
被災現場で作業を行う災害ボランティアの皆さんは、次のことを守るようにしてください。

作業上の注意点
- 作業時には、防じんマスク(N95等の規格適合品)を正しく着用する。
- 石綿が飛散しないよう、石綿含有建材を片付け、処分する際には、散水等により湿らせる。
- ハンマーでの破砕やカッターでの切断など、粉じんを発生させる作業は行わない。
- 倒壊した建物や解体現場にはむやみに近づかない。

防じんマスクについて

適切な防じんマスクの使用
適切な性能を有する防じんマスクを使いましょう。
以下のいずれか一つ以上の合格・認定を受けた防じんマスクを使いましょう。
- 厚生労働大臣の型式検定
例:DS2マスク 等 - NIOSH規格
例:N95マスク 等 - 欧州規格(EN149)
例:FFP2マスク 等

防じんマスク着用時の注意点
- しっかりと顔に密着させましょう
- 顔に密着しているか確認しましょう

関連リンク