現在日本では、少子化および核家族化、コロナ以降のリモート化等の影響で、社会で子どもを育てる機能が弱まり、子育て世代が孤立しやすくなっている。産後1年以内の妊産婦死亡の28.6%が自殺によるというデータが報じられているが、それは一度子育てに躓くと、自力での立て直しは難しいことを物語っている。また、子どもへの虐待やネグレクトに移行するケースも多く、児童相談所への通告件数は年々増加している。しかし、親子支援のリソースは慢性的に不足しており、養育困難からの負の影響の再生産が繰り返されている。
よって、当団体としては産後一刻も早い支援体制の構築を目指し、「ホームスタート」事業に取り組むこととした。
住民参加型の訪問型子育て支援事業で、一般市民による親子支援を仕組化し、不足する支援リソースを迅速に補う。また、子育て支援の孤立化を防止し、地域で子育てを支えるまちづくりを進める。
・支援者(オーガナイザー・ホームビジター)の養成
・広報用ウェブページの作成、リーフレットの作成・配布、メディアへの働きかけによる周知活動の実施
提案団体 一般社団法人ぐるーん
・オーガナイザーを2名養成する
・ホームビジターを10名養成する
・周知活動を実施し、利用者を増やす
・広報用ウェブページの作成
・リーフレットの作成、配布
・健康づくり課、こども福祉課、子ども総合相談所等への広報協力依頼 ほか
協働部署 地域子育て支援課
・利用者およびビジター募集の広報活動:
児童館・子育て拠点等へのチラシの配架 、おかやまし子育てアプリ、子育てぽけっとの活用など