山などにハイキングに出かけた際、ぽっかりと開いた石室を目にすることがあると思います。それらのほとんどは古墳時代後期(約1400〜1500年前)の古墳です。古墳時代後期になると、何度も埋葬するため、内部主体は出入り可能な横穴式石室になります。 後期古墳の大半は、石室の全長が5m前後未満の小規模なものですが、奈良県の石舞台古墳に匹敵する大きさをもつものもあります。それは古墳時代に強大な勢力を誇った吉備の王者たちの最後の姿でもあります。ここでは、市内にある後期古墳のうち、主なものを紹介したいと思います。 |
岡山シティミュージアム