本堂
本堂(市指定重要文化財)
現状では桁行三間、梁間四間で入母屋造の平入り、桟瓦葺の建物である。しかしこれは明和五年(1768)に改造を受けた結果である。本来は14世紀頃のもので、各所に古い材料を残していることから、桁行五間、梁間五間の堂々とした五間堂であったと判断できる。なかでも内陣の折り上げ小組天井は全て中世の材料であり、組物・内法長押・地垂木・飛櫓垂木などのそれぞれの半数以上が中世のものである。 また、堂内中央後方の仏壇上に安置されている厨子は、桁行三間、梁間一間半、入母屋造、木瓦葺で17世紀前半の時期と考えられる。
本堂(参考文献より引用)
位置