ヒガンバナ(Lycoris radiata)ヒガンバナ科ヒガンバナ属
有史以前に日本に帰化した中国原産の多年生草本で、土手、路傍、墓地等の陽地を好む有毒植物である。 ラッキョウ形の鱗茎を有し、秋のお彼岸の頃に高さ50pの花茎を1本だけ伸長する。 通常は鮮やかな緋色の花を輪状に6個つけ、1花には6枚の細長く縮れた花弁と6本の雄ずい及び雌ずい1本を持つが3倍体のため種子は結実しない。 深緑色で光沢のある柔らかい葉を、花後に展開し翌年の3月頃枯れる。