カンツバキ(Camellia hiemalis)ツバキ科カメリア属
ツバキの原産地は日本、東アジアであるが、カンツバキは日本固有の種でサザンカの園芸品種説がある。 直立性叢状の常緑中低木で樹高は1.5〜3mになり、主に生け垣や庭園樹、公園樹などに利用され耐暑性、耐霜性に優れ強健である。 葉は暗緑色の小さい槍形で縁には鋭い鋸歯があり、幹や枝は萌芽、復元性があるが成長は遅い。 花は11〜2月に芳香性のある赤、白、桃の一重杯形から変則八重咲きで、一般的には淡紅色の八重咲きが多く、冬の代表的な花木である。 チャドクガの食害に注意し、挿し木や実生で増殖する。