キンモクセイ(Osmanthus fragrans v. aurantiacus)モクセイ科モクセイ属
中国原産の常緑小高木で樹高は4〜6mになり、移植が容易で庭園や生け垣、記念植樹などに植栽される。 幹は太く、分枝が旺盛で革質の葉が密に茂るが、葉の表面は緑色で裏面はいくぶん黄色味を帯びる。 花は深く4裂し表面はくぼみ質の厚い小花で、10月頃に橙黄色の花を樹冠全体に多数咲かせ強い芳香を放つ。芳香剤としてポピュラーであるが、科学的に合成される。 雌雄異株で日本には雄株しか渡来していないため、種子は結実しない。 取り木や挿し木で増殖する。