日本(本州)の山地に分布する樹高1〜2mの落葉低木で、地際からブッシュ状に多数の枝を出し開花時期には地に着くほど枝垂れ、多くは観賞用として人家に植栽されている。
葉は3出複葉で互生し表面は深緑色で無毛、裏面は淡緑色で毛が多い。
花は7月〜9月頃と花期が長く葉腋から長い総状花序をだし、紫紅色の蝶形花を樹冠全体に多数咲かせる。
日当たりが良く肥沃で排水の良好な土壌を好み、成長が早く強健で萌芽復元性が有り強剪定にも耐え移植も容易である。
種子は結実しないことが多く、増殖は株分けや挿し木で行い空間を充分にとって大株にすると美しく、主な用途は公園樹や庭園、添景、根締めなどがある。
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