関東以西の日本、中国、台湾原産の常緑つる性木本で、山野の樹木に絡んで成長するが寒冷地では冬期に落葉することが多い。
葉は質が柔らかく先のとがる長楕円形で互生し、表面は緑色だが裏面は紫色を帯びることがしばしばある。
8月頃に花弁と萼片がともに淡黄色で垂れ下がって咲くが、雌雄異株または同株でまれに両性花の出現をみることがあり、10月頃に球形で鮮紅に熟した液果が多数集まって丸く垂れ下がる姿が目をひく。
良く伸長するので定期的な整姿剪定を心がけると収まりがよく、庭園や公園の生け垣、パーゴラ、フェンス、トレリスなどに植栽され、実生や挿し木で増殖する。
|