中国・朝鮮半島原産で江戸時代に薬用植物として渡来した樹高5〜15mになる落葉小高木で、春の黄金花、秋の紅葉と鮮紅色の熟果、切り花(枝)など多利用樹木である。
3〜4月の展葉に先だって、15〜20個が集合した頭状花序を呈した黄色の小花を多数咲かせる。
肥沃で排水良好な土壌を好むが乾燥には弱く、耐寒性は強いが西日などの強い日差しや高温に弱い。
成長はやや早く強健なので管理は比較的容易であるが、強剪定を避け肥料をひかえると結実性がたかまり実生や接ぎ木で増殖する。
病虫害としてウドンコ病、コウモリガの幼虫、アメリカシロヒトリが発生する。
主な用途は公園樹や庭園樹、景観樹、街路樹、花木などである。
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