高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地帯に自生する落葉低木の広葉樹で、樹高は2〜4mの株立ち状の卵形にまとまる。
成長が早く萌芽力があり移植も容易で、主な植栽用途は公園や庭園、添景などであるが、寒冷地での地植えは避けた方が良い。
3月の萌芽展葉に先立ち早春の花として、7〜8個が穂状に垂れ下がる淡黄色の総状花序をつける。
葉は厚く縁には波状の鋸歯があり、葉の裏面や葉柄、萼などに密毛がある。
半日陰でも生育するが日当たりの良い方が多くの花を咲かせ、病害には強いがカイガラムシやケムシに注意する。
発根率が悪く結実も少ないが、挿し木や実生で増殖する。 |