原産地はイランなど中近東付近で、樹高は6〜10m、落葉小高木の実ザクロである。
6月上旬から8月上旬に咲く一重の赤色花と、光沢のある緑色のコントラストが美しい。
甘酸っぱい果実にはリンゴ酸、クエン酸を含み、初秋(9〜11月)に赤く色づいたら収穫する。
人類史上、最も古くから栽培が始まった果実の一つで、王位の象徴である王冠のモデルとなった。また、漢方薬としても利用される。
耐寒性、耐乾性に優れ栽培は容易であるが、日照不足や強剪定をおこなうと着花、結実が悪くなる。
挿し木で増植し、主な病害虫はスス病、アブラムシ、シンクイムシ類など。 |