日本の代表的な景観建築となっている茅(かや)・檜皮(ひわだ)・柿(こけら)の植物性素材を用いた屋根は、今、危機に貧していると云われ、その技術保存と伝承が強く叫ばれています。 社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会では、技術者養成研修事業を各地で実施しており、平成14年2月から3月にかけ、旧足守藩侍屋敷において、「差し葺き(さしぶき)」と称される修復技法により茅葺屋根の修復が行われました。