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全形 |
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岡山市徳吉町にある。市指定の文化財である。もとは蓮昌寺の寺地であり、周辺には備前藩士関係の墓が残っている。法鮮銘五輪塔は凝灰岩(豊島石)製で、総高338cmを測り、反花をもった基台の上に、長方形の地輪に肩部の張った水輪をのせ、火輪の笠は軒裏が直線をなし、四隅で急角度に立ち上がる。基礎の正面に「文禄三(1594)甲午
法鮮 十二月十一日」の銘文がある。
宇喜多秀家の生母のものとする伝承がある。なお、以前は塔山西南にあったものが、墓地整理に伴い現地へ移動され、その際に基礎部から火葬骨が発見されている。 |
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