ははネズミ
「さあ みつけましたよ。これは いったい
だれのでしょう。」
そんな ことを いいながら
ネズミのおかあさんは、その しっぽの 先を
くちに くわえました。
こネズミ
「いたいっ。」
こネズミが 声を たてました。
ははネズミ
「いたいどころじゃ ありません。ネコ
だったら もう とっくに、おしりから
ひとくちに がぶっと やられて
おりますよ。」