3. 不明門
中の段から本段に上る正門である。本段には藩主が日常生活を営む御殿があり、入ることができるのは、特に限られた身分の人であった。このため、この門は閉ざされている事が多く、不明門=「あかずのもん」の名がある。門内すぐは階段があり、門上に上屋を架けた櫓門の型式で、軍備を高めていた。実物は明治維新で取り壊されたが、昭和41(1966)にコンクリートで再現された。