11月に入り、木々も少しずつ紅葉し始めてきましたね。
今回のおかここだよりでは『行動活性化』についてお話させていただきます。
『行動活性化』というのは認知行動療法の中の一つのスキルです。
何だか漢字ばかりで難しい印象を受けるかもしれませんが、簡単に言うと「やる気はなくてもとりあえず行動することで、気分を変えて行こう」という考えです。
私たちは気分が落ち込んだり不安になっている時に、意識しないまま自分が辛くなるような行動のことを「不健康行動」と言います。例えばどうしてもやらなくてはならない事が溜まっているけど、気を紛らわすために飲酒したり、動画を見たり…
こういった行動は一時的に気が紛れますが、長い目で見るとより状況が悪化し、気持ちも落ち込むため好ましくない行動です。 逆にその行動をする前と後で自分の気持ちが少し楽になったり、少し気分が良くなる行動のことを「健康行動」といいます。
「不健康行動」を減らし、意識的に「健康行動」を増やしていくことが気持ちの落ち込みをコントロールする上でとても大切になります。「健康行動」を増やす時はできる事から少しずつがポイントです。決して無理をする必要はありません。好きな物を食べる、普段着ない色の洋服を着る、散歩する時に考え事をせず景色に目を向ける等、自分に合った健康行動を増やして、この日常生活のストレスをやり過ごしていきましょう。
朝晩の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期でもありますので、湯舟にお湯を溜めて、普段使わない入浴剤を入れてみるというのも「健康行動」となるかもしれません。
ご自身ができることから試しにひとつやってみてはいかがでしょうか。
大切なのは全て実験です。うまくいかなくても大丈夫。できた自分を褒めてあげてください。
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