おかここだより第21号

　朝夕と少し冷え込みを感じる日が続き、ようやく秋らしい気候になってきたなぁと感じるこの頃です。皆様、季節の変わり目ですので、どうぞ体調に気を付けてお過ごしください。

　さて、今回は「アルコール」のお話をしたいと思います。11月10日から16日の1週間は、アルコール関連問題啓発週間として定められています。皆さんはお酒をおいしく飲めていますか？ここで少し、お酒に関する情報を皆様にお伝えしたいと思います。

〇アルコール依存症について

　アルコール依存症とは、長期間多量に飲酒した結果、アルコールに対し精神依存や身体依存をきたす精神疾患のことを指します。皆さんは、アルコール依存症についてどのようなイメージをお持ちですか？アルコール依存症は、「意志が弱いから」「だらしがないから」生じる病気ではありません。長期多量飲酒をすれば誰にでも生じる病気であり、飲酒をコントロールすることが難しくなります。また、WHOの策定した国際疾病分類第10版では、精神及び行動の障害といった区分の中に分類されており、個人の性格や意識の問題ではなく、精神疾患と考えられています。アルコール依存症の回復は、本人の意志だけでは難しい場合があります。専門的な医療機関を受診することや、断酒会、自助グループに参加することで徐々に回復に向けて取り組んでいくことが必要です。アルコール依存症は本人に問題があると捉われがちな病気です。正しい知識の普及により、当事者の方に対する偏見が少しでも減ることを願っています。

〇お酒関連サイトのご紹介

　ここではお酒に関連するサイトの中から「SNAPPY―CAT」「SNAPPY―PANDA」についてご紹介します。

「SNAPPY―CAT」は、簡単な質問に答えることでお酒の飲み方や適正な飲酒量について知ることができるツールです。「SNAPPY―PANDA」は、自分が飲んだお酒の種類を選ぶと、簡単に総飲酒量とお酒の分解にかかる時間を知ることができるツールです。

　自分にあった飲酒量を目に見える形で知ることができるサイトです。一度、自分の健康を管理する一つの方法として飲酒量について調べてみてはいかがでしょうか。

「SNAPPY―CAT」「SNAPPY―PANDA」はこちら別ウィンドウで開く