おかここだより第22号

　日暮れも早く、冬の寒さが身に染みる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。今年は暖冬と言われている通り、例年に比べ過ごしやすい冬になっているように感じます。毎年悩んでいた指先のしもやけにも、今年はまだ出会っておりません。このまま出会わないことを願います…。

　こうした季節の変わり目、こころの疲れも出やすい時期です。「季節性うつ」について、皆様はご存じですか？季節性うつとは特定の季節にうつ状態となり、季節の変わり目とともに回復がみられるものです。どの季節でも起こりうるものですが「冬季うつ」がよく知られており、食欲低下、不眠、不安感に加え、過食、過眠、体重増加等が見られるのが特徴と言われます。

　うつ病は、精神を安定させたりやる気を起こしたりする神経伝達物質が減ることにより起こる病気だと考えられています。特に秋から春は、神経伝達物質が減少し、抑うつを引き起こしやすい傾向になります。気持ちの持ちようで何とかなるものではありません。うつが疑われる症状の際には、少しでも早く適切な治療を受けることが大切です。

　また日頃から自分の思考パターンを知り、うつ病につながりやすい思考パターンであれば見直していくことも予防につながります。知らず知らずのうちに考え込んでしまっているかも…という方は、自分の考え方の傾向を知ると、少し楽になれるかもしれません。疲れやストレスと前向きに付き合うコツについて厚生労働省がサイトを設けています。参考にしてみてください。

サイトはこちら別ウィンドウで開く

　さて、2024年のおかここだより掲載も今月が最後となりました。おかここだよりで紹介した内容が一人でも多くの方に届いていれば幸いです。来年も、誰かのちょっとしたこころの支えになるようなおたよりを掲載したいと思います。よろしくお願いします。

〇わかちあいの会日程変更について

　2月11日（第2火曜日）は祝日のため、2月4日（第1火曜日）午後1時半からに変更し開催します。お間違えのないようお気をつけてお越しください。