当社は、「kanamonoya」の愛称で、工務店向けにネジや釘、ボルト、ナットなど留め付け、締結部品を中心とした建築資材の販売をしています。金物屋は、ビスを1000本などロット単位で販売するのが一般的ですが、「必要なものを、必要な時期に、必要な分だけ、必要な場所に」をモットーに小ロットで販売しているのが特長です。
主要客の工務店の県外進出に合わせて、神戸、広島、米子、愛媛といった近県へ日々の配送ルートを確立しており、現場で必要なだけの資材を送料無料で最短翌日には届けられることができます。従来は、工務店各社で在庫を管理し、現場まで運ぶ必要がありましたが、在庫ロスや移動時のCO2排出も抑制できるようになりました。
【写真:金物が所狭しと並ぶ店内】
営業担当者が聞いた大工からの声がきっかけでした。現場では、資材を使う時期に偏りがあり、使わない時にあると邪魔になったり、職人が買い出しに行くと仕事に集中できないなど課題がありました。それを当社が引き受けることで、現場の効率が上がると支持されています。運ぶ資材は、留め具だけでなく、ボードやジョイント、手すりなど長尺なものは必要な長さに切って届けるなど「痒い所に手が届く」サービスで幅広く対応しています。現場に多く足を運ぶことで、大工とコミュニケーションを図り、信頼関係を構築できているので、リアルタイムでオーダーを受けられるというメリットも出てきています。
令和2年頃から、住宅の壁に施工する石膏ボードを図面を参考に事前にカットして現場に納めるサービスを始めました。現場加工ではどうしても、端材がでてしまうので産業廃棄物が減り喜ばれています。また、当社がさまざまな商品を一括管理し、小分け、加工することで、バンドや段ボールなどの梱包資材は適切に分別してリサイクル業者に引き取ってもらうよう徹底しています。レンタル事業にも力を入れており、階段ができるまでの仮設階段や、上棟時に設置する落下防止ネットなどを貸し出しています。特に、ネットは消耗品として使用後に廃棄されることが多かったですが、返却後にしっかり状態をチェックし、洗浄することで再利用するようにしています。
現在、オリジナルの「受注システム」を開発中で、FAXなど紙ベースの受注を電子化することで省資源化のほか、業務の効率化やミス削減にもつながると期待しています。カタログ類も極力、電子カタログを使って提案するなど、ペーパーレス化を全面的に推進していきます。
社名の「ダダ」は、漢字で「打打」と書き、現場で釘や杭を打つ建築の基本動作を表しています。建物はしっかりした基礎の上に建築されていますが、基礎が不良だったり、傾いていたら倒壊してしまいます。今後も、建築の基本である「打つ」を資材提供で支えることで顧客の繁栄に貢献するとともに、環境面にも配慮した活動で社会にも貢献していきます。
【写真:上月将也部長(右から2人目)と従業員の皆さん】
称号 | 株式会社ダダ上月 |
---|---|
所在地 | 岡山市中区円山 172 |
設立 | 昭和 22 年 2 月 |
代表者 | 代表取締役 上月 智 |
事業内容 | ファスニング事業、工具販売、工具レンタル、人財サービス事業 |
所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423