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グリーンカンパニー企業と取り組みのご紹介 Vol.2 岡山ガス株式会社

[2022年11月21日]

ID:42328

エネルギー事業者として、脱炭素社会への取り組みは使命

環境に配慮した新本社について教えてください。

備商株式会社の代表と社員の皆様

令和4年5月に竣工した新本社は、快適な室内環境を実現しながら消費するエネルギーをゼロにする環境省の「レジリエンス強化型ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業」に採択され、外皮断熱や複層断熱ガラス、明るさセンサーによるLED制御、ガスを燃料に発電するコージェネレーションシステムの導入などでエネルギー消費量を50%以上削減し「ZEB Ready」の認証を取得しました。
空調は、コージェネレーションの排熱を利用した環境に優しい「ナチュラルチラー」(吸収冷温水機)を導入し、1、5階のホールは天井放射、2~4階の執務室は床吹き出しの空調方式を採用し、環境に配慮しながら常に快適な職場環境を維持しています。
1階受付には、デジタルサイネージを設置し、エネルギーの使用状況を見える化しています。社員の意識向上だけでなく、お客さまに省エネの取り組みを発信しています。

【写真:サイネージの前に並ぶ従業員の皆さん】

社員の皆さんはどのように取り組んでいますか。

バイオディーゼル燃料給油所




特定の席を設けないフリーアドレスを導入し、パーソナルロッカーに入るだけの書類や荷物で業務を行い、ノートパソコンとスマートフォンを最大限に利用したペーパーレス化を推進しています。席を固定しないため、今まで接点の少なかった社員同士でのコミュニケーションが進み、各グループ間での連携もとりやすいというメリットも生まれています。

【写真:オフィスはフリーアドレスを導入】

緑化



建物内には、「Sky Garden」、「ASAHI Terrace」の緑化スペースも整備しており、好みの環境で働けるようにしています。

営業車両は、今年初めて電気自動車を導入し、既存車両と合わせて、予約制でシェアリングするスタイルを採用しました。車両台数を極力減らし、営業の効率化を図りCO2削減に努めるよう推進しています。

【写真:建物内の緑化スペース】

災害時の対応を教えてください。

新本社は、環境配慮だけでなく、生活インフラであるガスを提供することからBCP(事業継続計画)を意識し、耐震性に優れ、非常時でも事業を続けられる仕様となっています。通常時の電気は、コージェネレーション1台と太陽光発電を中心に運用しており、停電時には、コージェネレーション3台体制での発電に切り替わる仕組みです。コージェネが故障した場合は、非常用自家発電機が稼働し約30時間運転可能な体制を整えています。ガスの供給は、強靭で大きな地震の際にも供給が継続された実績のある中圧ガスを引き込んでおり、有事の際にもガス設備を継続運転して業務を維持できるようにしています。

今後の展開について教えてください。

エネルギー事業者として、脱炭素社会への取り組みは使命と感じています。来年3月に改修を終える予定の第2ビルも、ガスヒートポンプを活用してZEB Readyの基準を達成させる計画です。県内にはZEBのビルが4カ所ありますが、ガスを主体としたのは当社が初めてです。本年2月にはZEBプランナーを取得しており、省エネ関連の計算ができる人材育成を進め、環境に優しいビルの普及に努めることで地域社会に貢献していきたいと思います。

岡山ガス株式会社

岡山ガス株式会社外観
会社概要
 称号岡山ガス株式会社
 所在地岡山市中区桜橋二丁目 1-1
 設立明治 43 年 1 月
 代表者代表取締役社長 岡﨑 達也
 事業内容ガスの製造・供給・販売、ガス機器の販売、ガス配管工事

お問い合わせ

環境局環境部ゼロカーボン推進課

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423

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