当社は、「快適な住まいと暮らしづくりで、地域のお客様に貢献します」の経営理念の下、岡山県を中心に兵庫、鳥取、島根県内にホームセンター15店を運営しています。地域のお客様が日ごろの生活に必要な日用品や園芸用品だけでなく、初心者の方も安心してお選びいただけるDIY商品から、職人向けの工具や木材、金物など数多く取り揃えています。
地球温暖化対策については、近年、環境問題に対して関心が高いお客様も多く、店舗の運営方法から見直して取り組んでいくべきと感じたのがきっかけです。まずは、県南エリアの基幹店舗に位置付けている「備中高松店」をモデル店舗としてさまざまな取り組みを進め、効果を検証しながら全店に広げています。岡山市のグリーンカンパニーには、2020年に登録させていただき現在も活動を続けています。
【写真:従業員の皆さん】
まずは見える形のものから取り組もうと、店内と店頭駐車場の照明すべてをLEDに切り替えました。店内照明については、お客様が違和感のない程度に入り口付近や通路は若干暗くするなど調光による照度調整も実施しています。空調については、オゾン層を破壊しない冷媒HFC(代替フロン)にすべて変更しており、温度設定も夏場は26度、冬場は20度を目安に調整しています。
また、店内のエネルギー消費に関するデータの蓄積や分析ができる管理システム「BEMS」の導入により、使用状況の「見える化」を実施。開店前の空調を入れる時間の調整などエアコン稼働の分散化につなげています。
【写真:店内と駐車場のLED照明】
「見える化」によって、従業員全員が意識的に電気使用量の削減に取り組むことができているのが一番の効果だと感じています。より身近に感じることで節電意識が高まり、現在では、当たり前のように取り組みを継続できています。実際に電気使用量は毎年改善しており、今期もトータルで前期比2.7%の削減に成功しました。
まずは、今春から店舗で使用しているガソリンエンジン式のフォークリフトを充電式の電動リフトに変更します。大きな取り組みとしては、今期中をめどに太陽光パネルの設置を検討しています。将来的には、すべての電気の自家発電、自家消費を目標にしていますが、現時点では照明分をカバーできる程度を太陽光発電で補う形を想定し、今後、蓄電システムの導入などいろいろなパターンを試しながら、より当社に合った最善の環境対策体制を構築できればと思っています。
また、他店では昨年、岡山県の補助金を活用して省エネタイプのエアコンへの切り替えも実施しました。備中高松店だけでなく、会社を上げて環境対策に取り組んでおり、これからも地域社会とお客様の暮らしに貢献し続けられる企業を目指します。
称号 | ナンバホームセンター備中高松店(株式会社ナンバ) |
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所在地 | 岡山市北区小山531 |
設立 | 昭和26年 |
代表者 | 代表取締役 難波 賢治 |
事業内容 | 工具や園芸用品を中心とした日常的な生活用品・日用品など幅広く品揃えを行うホームセンター運営 |
所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423