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熱中症について

[2024年4月24日]

ID:59632

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。特に、高齢者、乳幼児、持病のある人など熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」は、更なる注意が必要です。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」の要因によるものが考えられ、それらの要因により熱中症を引き起こす可能性があります。

「環境」の要因:気温が高い、湿度が高い、風が弱いなど

「からだ」の要因:高齢者や乳幼児、二日酔いや寝不足など

「行動」の要因:激しい筋肉運動、長時間の屋外作業、水分が補給しにくいなど

熱中症を予防するには

熱中症を防ぐためには、暑さを避け、身を守ったり、こまめに水分を補給するようにしましょう。

また、

  • 無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしましょう
  • 室内でも温度を測りましょう(エアコン使用時の室温「28℃」を目安に)
  • 体調の悪いときは特に注意しましょう

熱中症の対処方法(応急処置)

症状

熱中症の危険信号として、下のような症状が生じている場合には重症の熱中症を疑ってください。

  • 高い体温
  • 赤い・熱い・乾いた皮膚(全く汗をかかない、触るととても熱い)
  • ズキンズキンとする頭痛
  • めまい、吐き気
  • 意識の障害(応答が異常である、呼びかけに反応がない等)

熱中症を疑った時には、放置すれば死に直結する緊急事態であることをまず認識しなければなりません。重症の場合は救急車を呼ぶことはもとより、現場ですぐに体を冷やし始めることが必要です。

現場での応急処置

  1. 涼しい環境へ避難する
    風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内等に避難させましょう。ただし、重症など急を要する場合は、救護作業を優先しましょう。
  2. 体を冷やす
    ・涼しい場所に移し、衣服を緩め、水分と塩分を補給します。また、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすのもよいでしょう。
    ・冷やした水のペットボトル、氷のう等を首の付け根や脇の下、太ももの付け根の前面、股関節部に広く当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効です。
    ・最初から症状が強い場合、嘔吐、吐き気などで水分補給ができない、処置をしても症状がよくならない場合には、病院に搬送しましょう。
  3.  水分・塩分を補給する
    ・冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいましょう。大量に汗をかいた場合は、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンク等が最適です。食塩水(水1ℓに1 から 2g の食塩)も有効です。
    ・応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、冷やした水分を口から与えてください。
    ・「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」、「答えがない ( 意識障害がある )」また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という場合は、口から水分を飲んでもらうのは禁物です。すぐに、病院での点滴が必要です。
  4. 医療機関へ運ぶ
    ・自力で水分の摂取ができないときは、塩分を含め点滴で補う必要があるので、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。
熱中症環境保健マニュアル2022

(参考:環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」)

お問い合わせ

環境局環境部ゼロカーボン推進課

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423

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