当社は、1946年に石材採取販売業として創業し、現在は岡山県内を中心に建築、土木事業を展開しています。社名に冠した「工務店」は、お客様の思いを形にするには計画と施工は一体で切り離せないことから「工務」を掲げ、人々に集まってもらえるよう「店」を用いました。建築では、工場、マンション、一般住宅など全般を手掛け、設計から施工、土地の造成まで一貫して対応しています。土木では、公共工事を中心に河川、道路、ダムなど幅広く対応しています。
グループ会社には、解体・リサイクルの株式会社ヨシハラ機工、不動産の有限会社リ・メイクファクトリー、残土処分の株式会社トゥモローズランドがあり、建設工事から解体、産業廃棄物のプラントへの運搬、リサイクル中間処理、再資源化、再生材料として製品化、次の現場で活用と循環型事業体制を整えています。
【写真:ヨシハラグループ循環図】
弊社元請工事では、解体後に発生するコンクリート殻やアスファルト殻、建設汚泥などの産業廃棄物を回収し、高品質な再生砂や砕石に再生製品化しています。生成砂は配管の保護砂や吹付モルタルの配合材、採石は盛土材や埋戻し材、アスファルトは混合物の原料などに利用可能で、自治体案件などで再生品を優先的に使用する流れから多くの現場で活用されています。リサイクル率は99%を誇り、建設汚泥では100%の再利用を実現しています。また、ゼネコン元請工事においても、特殊車両や先進の建設機械を駆使して、中国地方で生じる産業廃棄物を収集運搬し、年間8万から10万tをリサイクルしています。
産業廃棄物処理にかかるコスト削減や土壌汚染対策につながるほか、資源採取から原料生産、流通・消費、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全般の環境負荷軽減が期待できます。
【写真:再生製品にリサイクル】
2013年に環境マネジメントの国際標準規格ISO14001の認証を取得していますが、岡山市のグリーンカンパニー活動では、ステップアップ部門で登録し、社員全員で考えながら活動を続け21回更新しています。本社に太陽光発電システムを設置し、電気の一部を賄っているほか、吉備中央町と岡山市北区福谷の飯盛山の自社保有地にメガソーラーを稼働しています。本社の照明はほぼLED化しており、岡山市の補助金を活用しエアコンも省エネタイプに変更しました。営業車は19台保有していますが、昨年までに9台を電気自動車やハイブリッド車に切り替えており、今年は2台を切り替える計画です。建設機械についてもハイブリッド化を促進しており、導入が進んでいます。
社内では、こまめな消灯やエアコンオフを徹底しているほか、ごみの8種分別に取り組むなど常に全社員が環境意識を持つよう努めています。「捨てればごみ、分ければ資源」を合言葉に、間違えていればお互いに注意し合うなど会社の文化、慣習になってきました。また、吉原社長号令の下、残業がほぼ無いことも節電につながっています。
【写真:飯盛山メガソーラー】
【写真:分別ダストボックス】
建設業界において持続可能な社会を実現するには、リサイクルや資源の循環利用を更に推進していくことが求められます。リサイクル可能な素材の積極的な活用や、産業廃棄物を無駄なく再利用する体制の強化で環境負荷の低減を図るとともに、技術革新や新たなビジネスモデルの開発にも取り組みます。リサイクル・リターンのプロセスを更に効率的で効果的なものにし、全てのステークホルダーと共に循環型社会の実現に貢献していきます。
【写真:吉原社長(中央)と社員】
称号 | 株式会社ヨシハラ工務店 |
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所在地 | 岡山市北区一宮45 |
設立 | 昭和41年12月 |
代表者 | 代表取締役 吉原 洋二 |
事業内容 | 土木、建築、設計 |
所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423