旭川沿いに位置する中央公民館
岡山市内には37ヶ所の公民館があり、各公民館が地域に密着したESD活動を進めています。公民館では、地域の方々が色々な活動に取り組み、社会活動に参加しています。そういった公民館が元々持つ役割や機能は、地域の方々がESDの活動を行う場にぴったりです。そのため岡山市がESDの推進に取り組み始めたころから、重要な推進拠点として地域のESD活動を支えてきました。
岡山市立中央公民館に設置されているESDに関する情報コーナー
地域の方々が吉備の中山を散策している様子(一宮公民館)
公民館では2009年(平成21年)に、岡山市のゴミ袋有料化をきっかけに、環境について一緒に考え行動しようという取り組みが始まりました。現在では、ESDの観点を取り入れ、各地域の特色に合った活動が広がっています。
なかでも、中央公民館はESDを推進していくための中心的役割を担っています。すべての公民館で取り組む方針を決定し、実践に向けて各館の支援も行っています。その他にも、地域の課題を様々な視点から捉え、豊かな未来をつくるために、グループワークや討論を通じ地域に合った活動へ、どのようにESDの観点を取り入れ推進していくか職員も学びながら進めています。
今後、各公民館の地域にある課題を発見し、地域の方々の声を把握していくことが重要なことなのだそうです。そのために各館では、まちあるき(タウンウォッチング)や色々な人々が語りあえる「ESDカフェ」などの様々な活動が行われています。これからも地域に根ざした場として、ESD活動を支えていきます!
岡山市内の公民館で行われているESD活動は、世界でも先進的な取り組みとして高い評価を受けています。2014年(平成26年)10月に開催される「ESD推進のための公民館-CLC国際会議~地域で学び、共につくる持続可能な社会~別ウィンドウで開く」では、日本の公民館関係者や世界のCLC※関係者が、それぞれが実践しているESD活動について話し合います。
※CLC: Community Learning Center
アジアの国々で公民館と同様に地域に根ざした役割を担う施設
各公民館で行われているESD活動に参加してみよう!
ESDイベントカレンダーをチェックしてみてね!
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