午前の部が終わると、お昼の時間!参加者たちは、学校ごとに1、2名に分かれ、いろんな学校の生徒同士でグループをつくり、アイスブレイクを兼ねてお弁当を食べました。
各グループに渡されたのは、「好きな歌手は?」、「好きな食べ物は?」といった質問が書かれたシート。初対面の生徒同士でも、質問をもとに会話が自然に弾んでいきました。午後からは、お弁当を一緒に食べたグループで、ワーク(1)に取り組みました。
ワーク(1)の流れは、次のとおりです。
ワールドカフェ形式※で行われたワーク(1)は、キーパーソン以外のメンバーが3回にわたってシャッフル。いろんな生徒の意見によって、話し合いが深まっていきました。
日頃の活動が、他の学校の生徒が「おもしろい!」、「私もやってみたい!」と思う取り組みであることが分かったり、いろんな質問に答える中で自分の活動の意義を再認識したりと、様々な発見や気づきに出会う生徒たち。ワークを進める中で、イキイキとした表情で話す生徒が増えいき、見守る先生や大学生も思わず参加したくなるような時間となりました。
中には、「これから活動を広げていくためにどんなことが必要か?」というテーマで、意見を出し合うグループも!日本ユネスコ協会が推進する「世界寺子屋運動別ウィンドウで開く」などの全国的なプロジェクトとの協働、小・中学校と連携した地域学習など、多様なアイデアが出され、「そんなアイデアがあったんだ!」、「逆にこんなことしてみたら?」といった声があちこちから上がりました。
ワーク(2)では、学校ごとのグループに戻り、「今回の交流会に参加してよかったこと」をまとめました。
自分たちの活動に対する新たな気づきや、次に取り組んでみたいことに関する意見が次々と出され、これからの活動につながる多くのアイデアやヒントを見つける場となったようです。
最後に各学校から、ワーク(1)・(2)を通じて得た気づきや、今後の活動に活かしたい点などについて発表しました。
他にも多くのコメントが発表され、今回の実践交流会が生徒たちにとって実り豊かな機会となったことが伝わってきました。
閉会では、岡山県教育庁高校教育課指導主事の妹尾さん、生涯学習課指導主事の和氣さん、岡山学芸館高等学校校長の森先生をはじめ、今回の実践交流会を見守った先生から激励の言葉が送られました。
その一部をご紹介します!
「ESDには正解がありません。だからこそ、身の回りのこと、地域のこと、世界のことに対して当事者意識を持って、前に進んでいってください。」実践交流会を支えた大学生からも、「ぼくは先生になりたくて教育学部で勉強をしていますが、今日のみんなの様子を見て学校の中に留まらない、『新しい学びの機会をつくれる先生』になりたいと思いました。本当にありがとう!!」といったコメントも送られました。高校生だけでなく、実践交流会に関わった人にとっても貴重な機会となったようです。
岡山学芸館高等学校のプログラムで、カンボジアから女の子3名を招待し、今回の実践交流会にも一緒に参加しました。
ぼくたちの取り組みが、同じ世代の人たちに興味を持ってもらえたり、新しいアイデアについて一緒に考えたりすることができたのでよかったです。
きっかけが広がると、行動が広がる。
行動が広がると、きっかけが広がる。