岡山ESD推進協議会では、岡山市内のNPOや公民館などにおける、地域課題の解決に向けた取り組みを経験することで、様々な機関や団体の役割を理解し、地域コミュニティにおいてESDを実践できる人材を育むことを目指しています。
2015年8月24日(月曜日)から9月8日(火曜日)に実施したインターンシップには、岡山市内の大学に通う5名の学生が参加しました。ESD大学生インターンシップに参加した岡山大学環境理工学部環境デザイン工学科3年の西原直也と申します。
このインターンシップに参加したきっかけは、岡山市役所の職員にお声がけいただいたことでした。もともと「ESD」という言葉やその意味を知っていましたが、インターンシップではESDについて理解を深めるだけでなく、自分の言葉で「これがESDだよ」と伝えられるようになろうと思い参加しました。足守公民館では、以下の2つの講座に参加しました。
受付のお手伝いをしました。
上道公民館では、地域の会合とワークショップに参加しました。
ワークショップで地域の方々と意見交換を行いました。
上道公民館では、ESD活動の一環として「もったいない市」というイベントを開催しています。その内容は、不用品を持ち寄り、ほしい人が持って帰るという大変シンプルなもの。2015年5月に1回目を開催してから人気に火がつき、2回目は約150名の方が参加してみるみるうちに商品がなくなったそうです。3回目は2016年1月31日(日曜日)に開催するとのことです!今すぐスケジュール帳に記入しておきましょう!!
ESDリレーコラム別ウィンドウで開くでは、上道公民館の職員さんがもったいない市を開催するまでの経緯や、もったいない市を通じて生まれた地域のつながりなどについて紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
「地域の人たちが好きなことを楽しめるように、『空間』を提供する場」。
インターンシップに参加するまで、このようなイメージを公民館に持っていました。
しかしインターンシップで2つの公民館で活動したことで、「持続可能な社会をつくるため」に、各地域の特徴にあわせて多様な活動を実践するだけでなく、地域の人々がネットワークを築いたり、地域の活性化に向けて取り組んだりする場であることが分かりました。ESDを推進する中で、公民館という場は欠かせない存在だと思います。