はじめまして、いち実行委員会の高橋です。
「いち@岡山」は、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災をきっかけに、西日本の岡山からやさしくて新しい暮らしづくりを目指して始まりました。『循環可能なまちづくり』をコンセプトに、マーケットとプロジェクトの2つを運営しています。年8回第3日曜日に開催しているマーケットでは、岡山市中心部にある西川緑道公園に、約40店舗の個性的なお店が並びます。そして、プロジェクトはマーケットに関連したヒト、モノ、コトをつなげ、毎日の暮らしの中のいろいろなアイデアを実現する場として活動しています。
「いち」の参加条件は、『循環可能なモノ、コト、アイデアを出すこと』
食のこと、エネルギーのこと、次世代につなぐことなど、いろんなことを持ち寄ってヒト、モノ、コトを有機的につなげるプラットフォームを目指しています。新しいチャレンジとして、現在は「いち」に関連した食を通じ、中山間地域の支援や市民財団を絡めたビジネスモデルをつくることにも取り組んでいます。
有機野菜などの食材を取り扱う店舗が多く並ぶ(マーケット)
西川緑道公園で開催されているマーケットの様子
僕は普段、ヘアサロンのスタイリスト兼オーナーとして仕事をしています。一見ヘアサロンからはかけ離れた分野に見えますが、普段使用する薬剤には、環境や人への悪影響が心配される化学物質が含まれています。14年ほど前よりヘアサロンの仕事自体が、この先の未来も持続可能だろうかといった身近な疑問から、環境や次世代について考え始めました。そこで、ファッションやデザインとつなげた企画を始め、10年近く活動に取り組んでいます。自分の仕事ともつなげることで、活動を継続しやすい環境をつくっています。
また、ヘアサロンに来られたお客様との会話を通じ、気づいたことがあります。マイナスな部分より楽しくできることを探す姿勢が、みなさんに共感していただきやすいということです。この気づきは、「いち」を運営していく上でも大切な部分になっています。環境のために行動を制限することより、楽しくできることを見つける方が、前向きになれますしね!!
自分たちの行動が実際、どのように貢献できるかは分かりません。しかしいろいろな課題が山積みの日本で諦めず前向きに取り組み、その姿勢を次の世代に伝えることこそ、僕ができるESDの取り組みかなと思っています。
みなさん、「いち」にぜひ遊びにきてくださいね!