はじめまして。DANFE PROJECT(以下、ダフェプロジェクト)の江見優子です。
ダフェプロジェクトとは、ネパールを取り巻く多文化共生・国際理解・フェアトレード・環境保全・農村開発・女性の地位向上などの様々な分野において、日本とネパールの架け橋となることを目指して活動しています。ライブの様子
ダフェプロジェクトの主な活動は、ネパールで暮らす人たちが自立した生活を送るためにサポートするしくみづくりです。
例えばネパールに生息する水牛の骨を加工して商品をつくり、フェアトレード商品として日本で販売しています。日本とのフェアトレードを通じて、ネパールで暮らす人たちが職につき安定した収入を得ることができるようになります。北は中国、南はインドにはさまれており、多民族、多言語、多宗教の国であるため、昔から多文化共生社会を形成してきた国といえます。日本から遠く離れた国という印象があるかもしれませんが、実は日本との交流は古く、近年は日本へ留学するネパール人学生の数が増えてきています。
スンダリミカさん
ダフェプロジェクトが生まれたきっかけは、スンダリミカさん(以下、ミカさん)との出会いといっても過言ではありません。ミカさんは15年間単身でネパールに住んでいます。彼女は日本とネパールを行き来しながら、全国各地で両国を結ぶ友好交流活動を民間レベルで行っています。
ミカさんは2008年(平成20年)に開催されたおかやま国際音楽祭に出演したことをきっかけに、毎年岡山を訪れるようになりました。もともと国際交流や多文化共生に関心のあった私は、ミカさんに会うたびに「どんなささいなことでも彼女の力になりたい」と思い、彼女の活動を手伝うようになりました。
また、個人的にもネパールを二回訪問しました。その度に私が思ったことは、「ネパールに暮らす人たちが明るい未来を描くことのできる社会をつくるために、お手伝いができないだろうか」ということです。さらに私たちはESDと出会い、ネパールを取り巻く問題を解決するためにESDの視点を取り入れて活動するようになりました。
フェアトレード商品
地球上にあるすべての国はつながっています。
環境問題やエネルギー問題、経済問題ですらもはや一つの国単位で考えることではなく、地球規模で考えなくてはいけないことなのです。ダフェプロジェクトを含め様々な顔を持っており、5つの仕事・3つの習いごと・2つの勉強会に参加しています。
みなさんとも岡山市内のどこかでお会いしているかも?ダフェプロジェクトは、西川緑道公園で行われている有機生活マーケット「いち」にも参加しています。ぜひ足を運んでみてください。