津倉わいわいESDは、2012年に「学びのグループ」として発足し、毎月1回程度の定期学習会を行ってきました。町内の課題をグループで模索するなかで、妥当な講師を招へいして町内会の皆様と一緒に身近な問題を解決していこう…というものです。
テーマは、幅広い課題の中で「日常生活の問題、高齢者の問題、災害時への備え、子どもとのふれあい等」を中心にしています。
2015年、岡山ESDプロジェクトに参加後は、超高齢化・少子化社会において「支え合う地域づくり」を行うためには町内でふれあう機会が重要との認識から、幅広い世代が交わる活動を中心に推進しています。
定期学習会の様子
幅広い世代が参加
高齢化が進み、独居老人が15%を超えた町内会を憂慮し、高齢者の集いの場づくりを行っています。近所付き合いが希薄になった今、気楽にふれあい、交流する場が一番必要だと考えます。
その中から、開放感に溢れた会話の機会を得て、おしゃべりを楽しむ充実した時間を過ごすことができます。また、悩みや困りごと(医療関係、日常生活の悩み等)の把握と解決に繋がることもあります。「ふれあいカフェ」として毎週月曜日に継続して開催しており、特に独居高齢者には頼られる存在となっています。
ふれあいカフェの様子
輪になって会話を楽しむ
独居を含む高齢者のたまり場、「ふれあいカフェ」。会話の弾む雰囲気づくりに配慮するとともに、高齢者の健康確認と生きがい認識につながるイベント企画に努めています。
テーマは公募で決定し、町内の集会所で講座を開催しています。地域の課題に取組む学習を通じて個人的な悩みへの支援、相談を行い、お互いに助け合う機運を醸成しています。また、町内独自の文化的なイベントを開催することで老若男女の交流を図り、「きずな」の醸成に努めています。
お月見茶会
夏祭り
1948年生まれ。岡山県真庭市(旧勝山町)出身。
現段階では他人事と思っている65歳の方も、10年後は後期高齢者となり、環境は大きく変わってきます。この状況を見据えた行動を今から起こしたいと考えています。それが「支え合う地域づくり」です。