岡山ESDプロジェクトが目指すのは、岡山地域と地球の未来について、共に学び、考え、行動する人が集う岡山地域を実現すること、環境・経済・社会の調和のとれた持続可能な社会の実現に貢献すること。2005年に大学、教育機関、市民団体、企業、メディア、行政等により岡山ESD推進協議会が設立され、本プロジェクトがスタートしました。370を超える参加団体(2024年1月現在)をはじめ、地域全体で環境保全、多文化共生、まちづくり、伝統文化の継承など様々な取り組みが行われています。
岡山ESD推進協議会では、これまでの成果と課題および持続可能な開発目標(SDGs)やESD for 2030などの国際的な動向、国のESD国内実施計画等を踏まえながら「岡山ESDプロジェクト2020-2030基本構想」に沿って、以下の8つの重点取組分野を中心にESDを推進しています。
岡山ESDプロジェクト パンフレット(日本語版)2005-2014年度
岡山ESDプロジェクト パンフレット(日本語版)2015-2019年度
本プロジェクトは、2016年に「ユネスコ/日本ESD賞」を受賞しました。世界中のESDの実践者にとってより良い取組に挑戦する動機付けと、優れた取組を世界中に広めることを目的として、日本政府の財政支援によりユネスコ(国連教育科学文化機関)が2015年に創設した賞です。毎年世界から3つの事業が受賞します。
受賞理由は次のとおりです。「様々な分野における団体・組織が緊密に連携し、地域全体でESDを推進している、他に類を見ない取組である。他の地域でも応用可能な手法であることが立証されており、持続可能な社会の構築を目指す全世界の地域・都市にとって素晴らしいモデルである。」
※1 「ESDの10年(持続可能な開発のための教育の10年)」とは、持続可能な開発の実現に必要な教育への取り組みを積極的に推進するよう働きかける国連のキャンペーン(2005年から2014年)のこと。
※2 RCE=Regional Centres of Expertise on ESD(ESDに関する地域拠点)。国連大学が認定するもので、岡山地域は世界初の7つのRCEの1つとして認定された。2018年現在、世界で160以上の地域が認定されている。