岡山市内に37ヵ所ある公民館ではその地域の特徴にあったESD活動が推進されています。
このたび、絵本のような可愛らしいデザインで、各公民館の実践事例を、一つにまとめた冊子が完成しました!
その名も「岡山市公民館ESD実践集『れんめんめん』」
公民館が推進するESD実践事例について、楽しく学ぶことができます。
れんめんめんは、岡山市役所本庁や岡山市内の各公民館で配布しています。
第16回別ウィンドウで開くに引き続き、れんめんめんより5ヵ所の公民館が推進するESD実践事例についてご紹介します。5ヵ所の館は、「ESD推進のための公民館-CLC国際会議」の会場にも指定されています。
どの地域でも、大小の企業が外国人労働者の力を借りており、地域住民との相互の理解やつながりづくりがこれからの課題となっています。
御津にも工業団地があるため、公民館で、外国人居住者を対象とした教室を開催して日本語の習得をサポートしています。そのメンバーが公民館祭りなどで自国の文化を紹介することにより、お互いに多様な文化に対する理解を深め、親しく交流する機会をつくっています。
東日本大震災以降、岡山市では子どもを含めた地域の防災について取り組み始めています。
御津の場合は、地震よりも水害が起きた時にどのように行動できるかが大切なので、それをポイントに災害を想定した避難学習、道具作り、炊き出し、土嚢作りなどの体験をしました。
まずは、個人個人の防災に対応する力を高めることが必要ですが、参加してくれた中学生の真剣な姿に、地域の大人たちは、若い力に期待できると確信しました。
災害が少ない岡山で、一人一人の意識を変えていくのは大変難しいことだと思っています。この草の根的な活動をじわじわ広げて、減災につながる地域づくりをしていきたいと思います。
長寿国日本では、退職後の生きがいや居場所を求める人々がいます。
そんな皆さんの要望に応えようと発足したのが、公民館主催のうどん作り講座です。
講座終了後、腕を磨いたボランティアが、毎月一回「うどん亭つどい」を開店して、地域の皆さんの交流の場となっています。現在は、地域の福祉施設やコミュニティハウスなどで、出張ボランティアも行っています。
オープンカフェ「さんもく」は、企画・運営を公民館ボランティアが行っている会です。
地域自慢の名水でコーヒーのサービス(1杯100円)。公民館クラブやご近所さんたちが、楽器や特技を披露し、地域の皆さんにゆったりと午後の時間を楽しんでもらっています。
2011年(平成23年)にスタートして3年、月一回、第3木曜日、午後1時30分から午後3時30分に開催しており、毎回40から80名の参加があります