日々の生活の中で知らず知らずのうちに人を傷つけてしまう場合があります。そんな無意識の人権感覚を地域活動、公民館活動の中で折に触れ学び感じ意識を変えていくことで多様な人材を受け入れ共に生きていけるようになることを期待しています。
被災経験者、発達障害の子を持つ親、性的マイノリティの人、高齢者、防災士、地域団体が一緒に参画し、どのようにしたら現状が伝わるか多様性を受け入れることができるかということを考えながら事業を作り上げました。
地域の防災訓練の中で、避難所運営を取り上げ、さまざまな人が避難してくる事を想定し当事者から直接話を聴き、どのような配慮が必要か参加者全員で話し合いました。
それぞれの特性を理解してもらい、みんなそれぞれ違ってよいという事が当たり前になることを願っています。
参加者は今まで気にもしていなかったことや知らなかったことを身近に感じ自分の事として捉え考えることができました。話をした人たちは多くの人に自身の特性を知ってもらえ、今回を機に別の場で話すこともでき、より多くの人たちと繋がり認識してもらえるようになりました。
「こうあるべき」と決めつけることなくそれぞれの個性を認めすべての人が大切にされる包括的社会を目指して公民館としてできる事業を柔軟に展開していきたいと思います。
多様性を受け入れ誰もが住みよい未来を一緒に考えてみませんか。
2019年12月15日(日曜日)