ESD岡山アワード2023は、一次選考を通過した受賞候補事業10件の中から最終審査を経て、以下のとおり受賞事業2件が決定しました。本年度は過去最多国の56カ国から108件の応募がありました。
ESD岡山アワード2023表彰式は2023年11月23日(木曜日、祝日)、岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2-2-1)で行う「おかやまESDフォーラム2023」の第1部として開催します。表彰式には受賞団体代表者を招聘し、事業発表を行っていただきます。
「マイクロ・ネットワークス」
Micro-networks
バルセロナ市議会による「より持続可能な学校ネットワーク」
More Sustainable Schools Network of the Barcelona City Council【スペイン王国】
3、4、7、11、12、13、15、17
バルセロナ市議会は2001年、「持続可能性へのバルセロナ市民コミットメント」宣言の枠組みの中で、教育を通して持続可能な社会の実現に貢献し、学校を変革の担い手とするために「より持続可能な学校ネットワーク」を設立した。 この学校ネットワークは、バルセロナ市内の団体1900以上が参加する「より持続可能なバルセロナ・ネットワーク」内にあり、教育機関半数以上に当たる370強の学校が加盟している。
複数の学校がさらに小規模なグループに分かれて活動する「マイクロ・ネットワークス」事業は2011年に開始。自治体の計画に沿った持続可能性に関するさまざまな環境問題に取り組み、教育コミュニティ全体の協力を得ながら課題解決に向けたプロジェクトを実行する。参加校は同じ指導体制・方法を取り入れ、同じペースで事業を進め、共同で考察したり、データ共有を行ったりしている。現在、9つの小規模ネットワークがあり、食品廃棄物、気候変動、廃棄物防止などのテーマに取り組んでいる。
「グリーン・スクール」
GreenSchool
ワラ・ウィ・キャン
Wallah We Can【チュニジア共和国】
1、2、3、4、5、6、7、8、10、12、13、17
非営利団体「ワラ・ウィ・キャン」は、チュニジアの恵まれない地域において、継続的、包括的かつ持続可能な社会・経済的成長を保証することを目的として2012年に設立された。
「グリーン・スクール」事業は、子どもたちが栄養のある食事が取れ、安心して生活・学習のできる環境づくりを目指し、2016年に開始された。 再生可能エネルギーの利用と持続可能な農業の実践により、「社会的連帯経済」をつくることでの恩恵、つまり、貧困地域の労働層や家族、コミュニティの自立を助け、女性や若者をエンパワーすることにも焦点を当てている。 現在、570人以上の生徒がいる寄宿学校で、小規模ながらパイロット・モデルが開発されており、再生エネルギーと食料自給で自立した学校へと変貌を遂げた。また、学校農園の耕作・収穫には学生の親を、課外クラブ活動には卒業生を雇用し、コミュニティにおける労働の機会を創出している。農作物でできた収益は課外クラブ活動や校舎の復旧・改善に充てている。https://www.youtube.com/watch?v=74NNeKkZFdM&t=10s別ウィンドウで開く
https://www.youtube.com/watch?v=_ogP7gZBUO0&t=1s別ウィンドウで開く
【写真提供:Wallah We Can】
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