[2018年7月14日]
ID:1528
この度の平成30年7月豪雨について、現場で見てきた様子を不定期でレポートします。
今回は、災害支援ボランティアセンターに要請のあった北区谷万成一丁目の現場に、災害支援ボランティアの皆さんに同行する形で取材させていただきました。
7月15日午前9時前、大供公園にある北区災害支援ボランティアセンターには、申込開始前にもかかわらず、多くのボランティア希望者が集まっていました。
ボランティアセンターは、支援ニーズのあった地域または個人と派遣するボランティアをマッチングし、実施するボランティアの内容や注意事項を説明するのが仕事の一つ。この日の予想最高気温は37度。厳しい日差しが予想されるため、水分補給や休憩の大切さについて入念にレクチャーが行われました。
その後、マスクや手袋、スコップといった必要な資材を受け取り、約20人のボランティアの方々が現地へ派遣されました。
現地は坂のある団地で、被害としては団地の上にある山が崩れ大量に土砂が道路や側溝に流れ出ている、とのこと。筆者が訪れた時には、すでに大勢の地元の皆さんが側溝からの泥出しやごみの撤去などに汗を流していました。
ボランティアの皆さんも地元町内会長からの説明とリーダーの指示のもと、さっそく作業現場へ。作業現場に向かう途中、高齢の方や女性の方から子どもまで、照りつける太陽の下、町内を挙げて作業に取り組んでいました。
地元の方によると、この日までにずっと作業を進めていたそうで、かなりの量の泥が側溝などから排出されていましたが、まだまだ泥が詰まっている状況。大雨被害があった直後は、道路にも泥があふれていたとのことで、地元の皆さんが一生懸命になって作業をされている姿に強く心を打たれました。
また、派遣されたボランティアの皆さんも元気よくスコップによる泥の掘り出しやリアカーによる運び出しなどの力仕事をしながら、声を掛け合って休憩や水分補給を行っており、長時間続く作業に向けて、しっかりと取り組んでいました。
筆者も微力ながら現場での作業の手伝いをさせていただいたのですが、地元のお母さんから「熱い中、ガンバっとるなあ。これ食べて」と差し出されたのは、よく冷えたプチトマト。いただいたトマトには、少し塩が振られているのか甘じょっぱく、優しさと味が体中に染み渡りました。
岡山市内では、まだまだ被害の爪痕が残っている地域があると聞いています。
ボランティア活動やできる限りの行動に繋げていただけたら、大変うれしく思います。
以上、現場レポートでした。
ボランティアセンターには多くの人が集まっていました
ボランティアの方々に注意事項を説明
ボランティアに必要な資材を渡します
現地では多くの方が泥だしの作業を行っていました
ボランティアの方々が頑張っています
このプチトマトは最高でした
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