添付ファイル
皆さん、おはようございます。
まず始めに、平成28年度県庁通り・西川緑道公園筋回遊性社会実験についてお知らせをいたします。
西川緑道公園筋では、今年度、5回程度の歩行者天国の実施を計画しています。第1回目を西川緑道公園等で実施する花・緑ハーモニーフェスタin西川に合わせて、4月30日土曜日に行います。なお雨天の場合は翌日に順延させていただきます。その内容ですが、お配りしている交通規制チラシとイベントチラシをご覧いただきたいと思います。
将来の歩行者天国の定期開催も視野に魅力的な取り組みを継続できるよう、実施について段階的に市主体から市民主体へ移行していくことを考えており、今回はイベント企画やオープンカフェ協力店、飲食ブース出店者との交渉を、西川界隈で継続的に賑わいづくりの活動をしているNPO法人タブララサへ委託しております。
当日は、伸び伸び過ごせる一日をテーマに、沿道の店舗と連携したオープンカフェの実施やハンモック、デッキチェアを設置するなど、川のせせらぎと木々の緑を感じられるような、ゆったりとくつろいでいただく空間を演出する企画になっています。当日は、岡山城一帯や後楽園などでも同日開催のイベントがございますので、詳細はチラシをご覧いただきたいと思います。
なお第2回の日程については夏以降を検討しており、県庁通り回遊性向上社会実験、他のイベントとの連携や交通渋滞対策などを総合的に考慮し、日程及び内容について関係者と協議してまいりたいと考えております。
次に、商店街調査の結果について報告をいたします。岡山市では平成27年度、岡山大学、岡山商工会議所と共同で商店街等調査を実施し、イオンモール岡山開業前に行った前回の調査、前回は平成25年度に行っておりますが、この結果と比較検証を行ったところでございます。
まず結論的に言いますと、本調査ではイオンの出店により、まち全体に人の流れが生まれ始めていることが確認できました。また心配されていた雇用ですが、イオンの出店に併せて、なかなか大変になるんではないかというご指摘もありましたけれども、雇用への影響については、前回と比較しても大きな変化はございませんでした。
調査方法は、岡山市及び周辺市町に在住する消費者へのWeb調査、駅前地区での歩行者通行量調査、年代等でグループ分けした階層に対するヒアリング調査、市内中心部の11商店街組合に所属する個店へのアンケート調査を行ったところでございます。
ちょっと具体に見ていきます。3ページをご覧いただけますか。これはイオン開業による客足をエリア別で見たものです。表町・天満屋については、客足がわずかながら伸びているところです。また、駅前・イオン周辺で、イオン出店前後で大きく変化しております。西口・奉還町ではそれほど効果は見られてないということです。
次に6ページをご覧いただきたいと思います。イオン来店者の回遊状況ですが、表町周辺の商業施設、表町周辺の商店街への回遊状況は、徐々に増加傾向にございます。
続きまして7ページですが、駅前地区の歩行者通行量については、東西方向では桃太郎通りと県庁通りがメインとなっております。西川緑道公園では野殿橋付近も多いという結果が出ています。我々、これからも、先ほど申し上げましたような回遊性向上の社会実験を続けていきたいと思います。
次に10ページをご覧ください。景況感ですけれども、5~6年前と比べた景況感では、前回と今回で比較すると、「衰退している」が減少をしています。「よくも悪くもない」が増加しているが、「繁盛している」というのはそれほど変わっておりません。前回に比べてプラスの景況感は出ているわけですけれども、収益がどれだけ伸びているかというところについては疑問があるという結果だと思います。
それで、先ほど雇用の話を申し上げたのは12ページです。雇用状況に変化はないというところが83%に増加しておりまして、その他の項目についても前回と比べ大きな変化がなく安定していると思います。今回、こういう調査結果が出ておりますが、今後の商店街活性化の方向性を探るために、この調査についても活用していきたいと思います。
次に3番目の議題、特定事業主行動計画の改定についてお知らせいたします。このたび、女性活躍推進法の規定に基づき、女性の活躍を推進するため岡山市特定事業主行動計画を改定いたしました。女性の活躍と次世代の育成、職員のワークライフバランスを実現し、より多様性と活力を持った市役所としていくために、3つの課題として、「女性登用の推進」、「仕事と家事、子育て・介護等を両立できる職場環境の整備」、「働き方の改革」を掲げるとともに2つの目標値を新たに加えました。
まず、女性の管理職比率ですが、将来的に30%としていた目標に加えまして、現在の9.5%、これは今年の4月1日でございますけれども、毎年1%程度、引き上げていきます。5年後の平成33年4月には14%を目指します。私は市長就任以来、岡山市のさらなる飛躍のためには、女性職員の一層の活躍が欠かせないとの考えのもと、積極的に女性登用を進めてまいりました。もともと50代における事務職の女性比率は、平成27年4月、昨年の4月現在で13.7%でございました。こういうふうに女性比率があまり高くない、主に管理職を担う年齢層の女性職員の絶対数が少ない中で、就任当初の6.5%から、この4月に9.5%まで引き上げることが何とかできたところです。私は一つの、塊と言いますか、層がある程度形成されつつあるんではないかなと思っています。パワフルな女性層が形成されてきているという認識を持っております。
一つには、昨年度から実施した女性の育児休業の年数を仕事をしてきた年数とみなすといった制度の見直しの成果もこれに表れて、いい影響を与えているんではないかと思っております。今後も引き続き、平成33年4月の目標値14%に向けて着実に女性の登用を進めてまいりたいと考えております。
またワークライフバランスとともに、お子さんが生まれるという夫婦・親子にとって最も大事なときに親子の時間を大切にしていこうということで、出産時期の配偶者をサポートするため、子育て休暇取得率100%に加えて、男性職員の出産補助休暇の取得率100%も併せて目指すことにいたします。
子育て休暇については、政令市の中で最も早くから取得率100%を宣言いたしました。昨年の1月に、この宣言をいたしたわけであります。ちなみに子育て休暇というのは5日間、お子さんが生まれて1年の間に取っていただくということでございますが、これは所属長だけじゃなくて、人事の方にもそういう情報が行くようなシステムをつくっておりまして、そういうシステムの成果もあり、27年度中の取得率100%を達成したところです。今回はこれに加え、出産前後に2日間取得できる出産補助休暇についても、取得率100%を目指すことにしたいと思っております。
また私は、指定都市市長会に昨年5月に設置された女性の活躍・働き方改革プロジェクトのプロジェクトリーダーとして、女性の活躍をさらに推進する働き方改革を進める中で、指定都市市長自らがイクボスとなり、市役所の中にイクボスの精神と働き方改革を広げていくことを検討しているところです。5月には名古屋で指定都市の会議があるわけですが、今それを目指して20都市の各市長とどのような取り組みをしていくのかを整理しているところです。このような我々の取り組みを広く市民や市内の企業にお知らせし、女性活躍推進に向けての情報発信を併せて行っていきたいと思います。
次に、企業誘致関係に入ります。エムテック株式会社の製造工場増設と、株式会社石原パッキング工業の本社機能の拡充について申し上げます。
岡山市は地域経済の活性化を目的に、雇用の創出、経済効果や税収増等が見込まれる本社・中四国支店とコールセンター及び製造工場等の誘致に取り組んでいます。前年同時期には3社と交渉しておりましたが、本年度は今、11社と交渉中ということで、問い合わせなども少し増えてきたかなということで、いい傾向だと思っているところです。
そういう中でこのたび、岡山市新産業ゾーン企業団地内に立地しているエムテック株式会社が岡山市企業立地促進奨励金を利用して製造工場増設を決定されましたので報告いたします。このたびの製造工場の増設は、電気制御盤の受注拡大に伴い、増産体制を確立するために新工場を建設するもので、その用地の確保についても、市も関わりながら企業団地内の隣接企業との調整等により用地確保が可能となったため、今回の工場増設に至ったものであり、この増設により新たに42名の常用雇用が予定されていると聞いております。
次に、株式会社石原パッキング工業が岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金を利用して、自社の工場の建て替えに伴う事務所移転により本社機能の拡充を図ることが決定されましたのでご報告いたします。
このたび、業務拡大による自社工場の建て替えに伴い、現在、中区江並にある事務所を東区上道北方の新工場内に移転するとともに、総務・労務・経理部門を強化し、本社機能の拡充を図るもので、5名の新規採用が予定されています。岡山市では今年度より岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金制度について、誘致対象をこれまでの市外企業に加え、市内の企業が本社機能を強化・拡充する場合にも適用できるように改定したところであり、この石原パッキング工業は制度改定後適用第1号になります。
次に国際友好交流都市、中国の洛陽市への訪問についてお知らせいたします。
4月20日から22日の日程で、私が団長となり宮武市議会議長を副団長とする岡山市公式訪問団を組織し、本市の国際友好交流都市である洛陽市を訪問いたします。洛陽市では洛陽市長並びに洛陽市人民代表大会常務委員会主任を表敬訪問するとともに、岡山市日中友好協会が募集した岡山市民友好訪中団と一緒に洛陽市主催の歓迎夕食会へ参加いたします。また、今回は友好都市締結35周年を迎えることから、日中民族音楽演奏会を開催し、両市の市民音楽団体による交流を行い、さらなる友好を深めてまいりたいと考えております。
最後に、議題にはございませんが、岡山マラソン2016の募集開始について、一言申し上げます。本年11月13日に開催されます岡山マラソン2016でございますが、いよいよあさって13日からランナーの募集が始まります。今年はマラソンの定員が15,000人、ファンランの定員が1,000人と、それぞれ500ずつ増やしております。報道機関の皆さまにもぜひ周知にご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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