添付ファイル
おはようございます。
初めに、「未来に躍動する桃太郎のまち岡山」の本年度のプロモーション概要についてお知らせいたします。岡山市では桃太郎のまち岡山の都市ブランドの確立、観光地としての魅力向上を目的としてシティプロモーションを展開しております。その中で岡山市の認知度、好感度の向上、桃太郎大通りを初めとした中心部のにぎわい創出を目的に平成29年度から桃太郎伝説創造発信事業を実施しましたが、桜井日奈子さんを起用した「鬼カワイイ」をキーワードとする事業コンセプトが、桜井さん自身の魅力や発信力とあいまってPR動画の再生回数が110万回を超えるなど、市内外において桃太郎のまち岡山の認知度や好感度の向上につながったものと考えています。
これを踏まえ、今年度も引き続き桜井日奈子さんをメインキャストにしたイメージ戦略を一貫して展開することといたしました。新たに制作するプロモーション動画では、桜井さんが昨年演じました「MOMOガール」と新キャラクター「ONIボーイ」の一人二役を演じる構成となっており、「鬼カワイイ」イメージ動画を発信するとともに、今年は岡山城を舞台としてその魅力を発信していきたいと思っております。
また、10月6日土曜日を桃太郎の日に設定し、岡山城で行われる秋のおかやま桃太郎まつりのステージ会場にて桃太郎の日セレモニーを開催いたします。これにより、桃太郎まつりの相乗効果が期待でき、ステージでのオリジナル衣装やメインキャスト出演によるパフォーマンスの披露を予定しております。
皆さん方にお配りした資料をごらんいただきたいと思います。2枚目、3枚目ですけど、これは2枚目が、今日は平成30年度の話を中心として申し上げましたけど、平成29年度の位置づけみたいなものも整理をしておりますので、参考にしていただければと思います。
それで、3ページ目ですが、ここをもう少し詳しく整理させていただいておりますけど、特にこれは担当のほうで、このシティプロモーションをずっと整理をしてきたところですが、先日の日本遺産の認定の件が当然ながらまだこれに組み込まれていません。これからこの日本遺産についても、6月中に協議会をということを申し上げましたけれども、総社市では吉備路マラソンを日本遺産の認定に絡めてもう既に発表されておりますけれども、4市いろんな形でこの日本遺産絡みの動きもしていくことになると思うのですが、我々のこのシティプロモーションもどうこの日本遺産と関連づけていくか、まだ整備ができておりませんけれども、例えばPR動画の中の一コマに何らかの形で入れるとか、いろんなことが考えられるのではないかなというように思っております。これが相互矢印の意味でありまして、今具体的に申し上げる段階にはなっておりません。
次の話題ですけれども、児童家庭支援センターの認可開設についてお知らせをいたします。市の相談窓口に寄せられる児童虐待等に関する相談は増加傾向にございます。子どもの貧困対策の観点からもさまざまな困難を抱える子どもたちを早期に発見し、支援につなげていくために、ためらわずに相談できる環境の整備が必要であります。
そこで、児童家庭に関する相談支援を行う専門施設である児童家庭支援センターを民間の活力を活用し岡山市で初めて設置することといたしました。実施事業者は公募しまして、社会福祉法人備作恵済会若松園を事業者として認可いたしました。7月1日からこの法人が運営する児童養護施設若松園内に、児童家庭支援センター「どんぐり」を開設することになります。
この施設の特徴は、何といっても、平日だけではなく土日祝日、そして365日開設し、電話での相談は24時間対応を行っていくということであります。困難を抱える家庭は父子家庭、母子家庭などひとり親家庭も多く、日中仕事を休んで相談に行くことが難しい現状もあります。また、夜間になると、不安をより増大させる方もおられます。休日や夜間に相談ができるようになる効果は大きいと考えます。
特徴の2つ目ですが、心理療法士と長年の児童養護施設での指導経験を有する専門家による相談支援が受けられることであります。精神的に不安定な方や発達障害について悩んでいる方などの相談も多くありますが、気軽に専門家の相談を受けることができるようになります。児童養護施設としての長年の経験と実績を持った若松園において、こうした特徴を発揮していただき、地域の身近な専門相談機関として温かく適切な支援を行っていけるものと考えております。行政の窓口であります、こども総合相談所や地域こども相談センターと今回開設する児童家庭支援センターがしっかりと連携し、虐待や貧困など困難を抱える子どもを早期に発見し、確実な支援につなげていきたいと考えております。
ちなみに、皆さん方にお渡しをしている資料の2ページ目をごらんいただきたいと思います。この児童相談というのが増えていますが、今回、この「どんぐり」を開設することによって、よりきめ細かく対応していこうということになるわけでありますが、記者さんの中には、何かちょっとイメージがつかみにくい方もおられるかもわからないので、実際に児童相談でどういう具体例が多いのかという話を聞いておりますので、少しお話をしたいと思います。子どもがなかなかしゃべらないとか、落ちつきがない、また自分の子どもがなかなかかわいいと思えないような不安を持っている、そういったことが多いようです。
事例として2つほど聞いておりますので、お話を申し上げます。
1つは、子どもの夜泣きがとまらず困っているというような母親からの電話相談であります。面接を重ねた結果、母親が育児方法がわからず虐待をしている疑いが見られたので、児童相談所に連絡を協議しながら、その後の対応に努めたというようなことがございます。
また、子どもが言うことをちっとも聞かない、育て方がわからないというような母親からの電話相談があったと。親子での面談を重ね、プレイルームで遊ぶ子どもの様子を観察しながら育児についての助言を行ったと、こういう例もあるようであります。
ちなみに、その資料の(2)のところ、地域こども相談センター、相談受付件数のところのうちの2つ目のひとり親相談というのは、具体的には、やはり貸付制度や児童扶養手当など生活資金についての相談が多いようであります。それで、女性相談というのは、これも増えていますけれども、離婚とか、離婚後の養育費や生活について、またドメスティック・バイオレンスなどについての相談が多いというように聞いているところであります。
それから、一番下のところに、政令市で11市設置している、岡山県も1か所と説明しているところでありますが、政令市は横の連絡を取り合っていることが多いので、政令市の話はちょっと伺っていますから、少し参考までにお話をしたいと思います。私のところに入っている政令市はやはり相談件数は相当多い、かつ伸びているというようなことがあります。定量的に言うと、例えば横浜とか川崎は2年間で相談件数が倍増、浜松市は3年で9倍になっているということであります。横浜は6カ所あるので、ちょっと参考にはならないかもしれませんけども、28年度の相談件数は1万3,780件、川崎は1万件という数字がここには上がっております。浜松市は3倍になったということですが、平成29年度は1,032件ということでございます。多くの相談が寄せられている現状があり、この若松園「どんぐり」も機能していくのではないかなと期待しているところであります。
最後は、幸町にあります図書館、下石井公園のところですね。あそこにカフェスペースの設置をしようというお知らせでございます。岡山県内でも幾つかのところはそういう動きをもう既に行い人気になっているところもあります。全国を見ていくと、相当数、私も数は知りませんけれども、こういうゆったりとお茶でも飲みながら、少し本を読んでいくというようなそういったことをやっているというふうに伺っているところで、私は岡山市の図書館もそういうことはできないんだろうかというような問題提起をさせていただいたところ、ちょっと検討してみようというようなお話をいただきまして、結果的にまず7月1日から幸町図書館の1階及び2階閲覧席の一部の19席にカフェスペースを設置し、市民の皆様がコーヒー等を飲みながらゆったりとくつろいで本や雑紙が読めるサービスを実施いたします。特に、1階のカフェスペースでは、カップ式の自動販売機を設置し、ドリップ式レギュラーコーヒー等が飲めるようにいたします。ここは、最初のメモでは本格的なドリップ式と書いてあったんですけど、自動販売機で本格的というのはどうなのかと思ったんですけど、値段的に言えば170円ということで、コンビニのよりも高いですし、いいものが入っているんだろうというように期待しています。市立図書館10館では初めての試みでございます。今後は、各館の施設状況も考慮しながら設置可能な館については導入していきたいと思います。もちろん地域の方々の意見を聞いていくということは前提でございますが。本や雑誌を読みながらゆっくりくつろいでいただけるようにソファー席なども用意していますので、是非、記者の皆さんもご利用いただければと思います。
私からは以上です。
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