添付ファイル
皆さん、おはようございます。それではまず、9月定例市議会にて提出する議案のうち、岡山市及び津山市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議について、以下、12議案についてお手元の資料に沿って、概略を説明いたします。
連携中枢都市圏の形成につきましては、去る7月11日、8市5町の首長で構成する岡山都市圏連携協議会において、連携協約をはじめ協約に基づき推進する具体的取組を定める連携中枢都市圏ビジョンの骨子等について協議を行ったところです。
また、8月9日には、魅力ある圏域づくりの中核としての役割を担う意思を表明する連携中枢都市宣言を行いました。このような中で、この議案は連携中枢都市圏の形成に向けて岡山市が市町ごとに1対1で締結する連携協約に関する協議について、議会にお諮りをするものでございます。
具体的には、圏域全体の経済成長のけん引、高次の都市機能の集積・強化及び圏域全体の生活関連機能サービスの向上の3つの役割に応じた取組を実施するに当たって、連携して事務を処理する基本的な方針及び役割分担を定めるものです。
これを踏まえ、岡山市を含む13市町すべてで議決をいただいたあと、10月に岡山市と連携市町との間で連携協約の締結を予定しているところです。
連携協約の締結後は、引き続き今年度末の連携中枢都市圏ビジョンの策定に向けて、都市圏の中長期的な将来像や連携協約に基づき推進する具体的な取組について協議してまいりたいと思います。
続きまして、広域観光周遊ルートの造成につながる歴史・文化資源のストーリー創出について説明いたします。
現在、取り組んでいるこの連携中枢都市圏において、テーマとストーリーに基づく新たな広域観光周遊ルートの造成を目指し、今年度は2つのテーマに関する歴史・文化資源のストーリー創出に取り組んでいます。
ストーリーの作成に当たっては、ドラマ性を加味し、資源の周遊につながるようなダイナミックなものとなるよう、シナリオライターとして美作市在住で『バッテリー』ほか多数の著作のある小説家・児童文学作家のあさのあつこ先生にお願いすることといたしました。
想定されるストーリーですが、「備前池田家と郡代津田永忠の国づくり」についてが1つです。これについては、1654年備前大洪水という大災害を乗り越え、復興に導いた池田光政公や津田永忠の目線に立ったストーリーを構想中です。
また、女性にスポットを当てて、沖田姫伝説に因んだ内容のストーリーも展開予定でございます。
もう1つは、「古代吉備の国の繁栄」でございますが、交通の要であったとされる川を舞台に、物の行き来や人の生活・文化に触れながらストーリー化していく予定です。
また、吉備の国の繁栄や古墳との関わりについては、あさのあつこ先生の発想が組み込まれたファンタジー性のあるストーリーとして展開される予定で、いずれも年内には完成予定とお聞きしております。
来年度以降、これらのストーリーを観光客が臨場感を持って体験できるような周遊観光ルートを整備し、情報発信していきたいと考えております。
次に県庁通り・西川緑道公園筋回遊性向上社会実験についてお知らせいたします。
まず、県庁通りですが、10月1日~7日に行う今年度の社会実験に向けて、県警等の関係者と協議を行ってまいりましたが、大筋が確定をしたのでご報告をいたします。
まずは、お手元のチラシをご覧いただきたいと思います。市役所筋から表町商店街までの約900メートル区間でイベントを実施し、市役所筋から農業会館前までの約505メートル区間において、車道を1車線に交通規制し、双方向での自転車走行空間を設けます。
パネルをご覧いただきたいと思います。断面図からいくと、通常、今まではご存じのように2車線で西から東へ来ていたものを1車線にしています。そして、両側に自転車道を1メートル50の間隔で設けていく。今までは75センチだったのが、1メートル50という形になっています。
そして、やはり荷捌きの必要性が出てきますので、途中に荷捌き場を6箇所程度設けている、こういったことになってまいります。これを今回は、平日を含めて1週間程度実施したいと考えているところです。
また、そこで街歩きを楽しんでいただくため、市内の学校の生徒による音楽などのイベント、また飲食ブース等の設置、スタンプラリーも実施していきたいと思っております。
今回、初めて表町商店街とクレド岡山の店舗にも協力いただきます。イオンモール岡山からも昨年同様に敷地内へのラリーポイント設置、地下駐輪場の無料サービスに加えて、スタンプラリー達成者への公共交通利用100円補助券の協力をいただき、天満屋からも敷地内へのラリーポイント設置、クーポン利用店舗への参加をいただくところでございます。
また、今回、国交省からも協力をいただいて、岡山県内の道の駅からの出店もございます。
次に、西川緑道公園筋ですが、既に広報連絡を行っている9月11日の歩行者天国に続きまして、10月2日にこれまでと同様の区間で行います。市民主体の運営体制に向けて、企画・運営業務を公募した結果、NPO法人タブララサにより、沿道店舗と連携したオープンカフェや飲食ブースの出店とともに、西川のゆったりとした空間の中で本を読んでいただく青空図書館を実施いたします。また、デッキチェアやハンモックも設置しますので、ぜひ多くの方々にのんびりとした時間を過ごしていただきたいと思っております。
社会実験期間中に、県庁通りや西川緑道公園筋で交通渋滞が起きないよう、ご来場者には公共交通機関等のご利用をお願い申し上げます。
なお、交通渋滞対策としてやむを得ず自動車で来場された方に関しては、三井不動産リアルティ中国の協力により、市役所東側の三井リパークを臨時駐車場として開放し、スタンプラリー参加者には無料サービス券を配布いたします。
なお、県庁通りについては、今回、1週間の社会実験を行うわけですが、その結果を踏まえて、今年度末を目途に、地元の方、また警察などと協議を進めながら、歩いて楽しい道路空間の将来像について検討案をまとめて、事業化に向けて準備を進めていきたいと思っております。
したがって、この断面図、これを将来の事業化の基本案として考えていきたいなと。これによって、あとはいろいろ問題点が出るかもしれません。それらを踏まえてどういうふうに改善をしていけばいいのか、そういったことを練りながら、設計のほうに持っていければなと思っているところであります。
西川緑道公園についても、来年春予定の歩行者天国の企画づくりをテーマに、沿道事業者やNPO法人の方々、地元の方々等々、ワークショップを実施しており、こうした取組の中から、市民主体の新しい運営体制を構築して、具体的な方向性を模索していきたいなと思っております。
続きまして、このたび妊娠・出産・育児に関する専用相談窓口として、「おかやま産前産後相談ステーション」を開設しますので、お知らせいたします。
現在、妊娠届は市内36箇所の区役所や地域センター、保健センターを窓口としているところですが、現在でも保健センターを含む8箇所については、保健師等の専門職が妊婦相談に応じているところです。
今回は、この保健センターに加えまして、新たに産前産後に特化した専用窓口である「おかやま産前産後相談ステーション」を設置して、妊娠中から切れ目のない支援を行うことを目指します。
なお、この新しい相談窓口でございますが、こういった専門窓口を設けるのは、政令指定都市では岡山市だけです。新たな専門窓口として設けるのは、ということですね。このステーションでは、助産師等がさまざまな相談を受けるほか、ご希望に応じてプレパパの妊婦体験や赤ちゃんの抱き方、おしめの交換なども練習できます。
さらに、専門職がいない区役所や地域センターに申請される妊娠届も、このおかやま産前産後相談ステーションに集約をしていこうと思っております。妊娠届出の集約をして、その届に書かれているものをチェックしてみて、その記載の中から妊娠や出産について不安があると書かれているものがありましたら、そういった方に対して積極的に電話で連絡して悩みを聞いてみたり、また、直接お会いしてみたり、さまざまな形でご支援をさせていただければと思っております。
開所式は9月1日午前9時30分から保健福祉会館2階で行い、私も出席させていただきたいと思っております。
次に、「軽い塩かげん(減塩)なのにおいしい」かるうまレシピコンテストを実施しますので、お知らせいたします。
岡山市では、健康寿命の延伸のため、さまざまな施策に取り組んでいるところです。健幸ポイント事業などが典型でございますが、今回は食事のほうから迫っていきたいと思います。
具体的には、昨年実施しました国民健康保険医療費分析では、高血圧性疾患などの医療費が占める割合が高いとの結果が出ました。塩分の摂りすぎは高血圧の要因の1つであることはよく知られていますが、減塩というとどうも薄味でおいしくないなどのイメージがあるようにも思います。
この企画を通して、そのようなイメージを払拭し、減塩でも工夫次第でおいしく、かつ健康につながることを普及啓発していきたいと思っております。
具体的な内容ですが、お手元にお配りのチラシをごらんください。一般の方からプロの方まで広く減塩のアイデアを募集し、優秀なレシピについてはレシピ集としてまとめ、各家庭で手軽に取り入れていただけるよう広めていきたいと思っております。
募集開始は、9月1日を予定しております。多くの方にご応募いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、案件ではございませんが、平成28年度総合防災訓練についてお知らせいたします。
今年は、岡山県と合同で実施している総合防災訓練を9月4日9時から、灘崎町総合公園をメイン会場に開催いたします。訓練は、マグニチュード9.0クラスの南海トラフ巨大地震の発生に伴い、市内で最大震度6強を観測し、被害の発生が相次ぎ、2メートルから3メートルの津波も到来する想定で、国・県・市、その他関係機関など96機関がさまざまな実動訓練を行うことにしております。
この内容については、今、概要を申し上げましたけど、詳細は危機管理室のほうにお問い合わせいただければと思います。
私からは以上でございます。
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731