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岡山市副市長の選任について
皆さんこんにちは。
本日は、記者会見にお集まりいただきありがとうございます。
早速ですが、副市長の選任についてご説明します。
明日、3月20日の本会議に副市長についての選任同意を求める議案を提出する予定にしています。現職の金谷副市長は3月31日付で市を退職して総務省へ復帰し、後任に総務省から横山忠弘氏を迎える予定にしています。
略歴でお示ししているように、横山氏は総務省出身で、主に財政金融畑を歩まれ、地方では総務、財政をはじめ産業、経済、労働と幅広い分野を経験されているほか、地方分権改革にも取り組まれ、現在は地方公共団体金融機構経営企画部長として同機構の企画や経営に携わられています。地方行財政制度に精通し、地方勤務の経験も豊富であることから、岡山市の課題解決に向けて大きな力を発揮していただけるものと期待しています。
私からの説明は以上です。
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質疑応答
- 記者
改めて一番期待されているところを教えていただけますか。 - 市長
まだ私も就任して半年です。地元のプロパーとして橋本副市長がいますが、もう一人、東京組として横山さんを迎えることになったわけです。地方財政の専門家ということですので、われわれとしてもこれから中期、長期に財政の安定的な運営を図っていかなければならないと思っています。まだまだ私自身、地方財政について勉強の途上でもありますので、彼のアドバイスなどをよく聞きながら対応させていただきたいと思っています。 - 記者
市長が就任して初めての幹部人事ということになりますが、特に今年はイオンモール進出への対応、ESD世界会議も含め市政がいろんな形で動いていく、そのタイミングでの横山さんの起用ということで期待されていること、このあたりのことを伺いたいのですが。 - 市長
これからさまざまな仕事をしていく上で東京の情報やさまざまな仕事上の、もちろん費用面の補助金だとか交付金だとかいろんなものもあります。そういう面ではやはり東京組というのは副市長として1人必要だろうと思っています。
それから、後日明らかにしたいと思いますが、やはり一定の、東京の人間を各局に配置していきたいと思っています。それらが全体として岡山の緊急の課題、要はイオンモール進出に対する中心市街地の問題、そしてESD、その他さまざまな課題に対して対応ができるような、全体としての人事配置を見ていただければ分かるような形にさせていただいているつもりです。 - 記者
金谷副市長の任期が4年ということで、任期を残して今回交代となるのですが、副市長交代の経緯、いつごろから人選をされていたのか、このあたりのことをお聞かせください。 - 市長
私も国土交通省という立場でいろんな地方の人事を見てきました。副知事、副市長のそれぞれの任期はもちろん4年と定められていることは事実ですけれども、霞ヶ関の都合もありますし、また本人の意向といいますか、考え方もあるでしょうし、もちろん市の都合、県の都合もあるわけです。それらが全体としてその人の任期になってくると考えています。したがって、金谷副市長も非常に有能な人間であると思いますから、そういう面では、任期4年というのは確かにあることは事実ですけれども、彼の将来、彼の今の置かれている状況もありますし、それから総務省側の意向もあります。いろんなことを考えて、私としては金谷副市長を戻したほうがいいのではないかというように判断したところです。
今回決めてからではあるのですが、ざっと岡山市の今までの副市長の人事を見てみると、確かに多くの方が4年近くやっています。これは私が承知している限りで、悉皆調査をもちろんやっているわけではありませんが、通常の副知事、副市長はそんなに長くはやっていないのではないでしょうか。ですから、私として任期途中という意識は全くありませんでした。彼の人生もあるし、岡山市にとって何が重要か、そういうことを考えた上で人事を決めさせていただいたということです。 - 記者
先ほどお話がでたので、少し突っ込んで伺えればと思います。各局に一定の、東京から、国からの人間を配置したいというお話が市長の方からありましたが、今の状況から増員したいというお考えもあるのでしょうか。 - 市長
これはもう一度人事についてお話をする機会があると思いますので、そのときにお話をしたいと思いますが、議会の所信でも申し上げたように、やはり職員のモチベーションの向上ということも一つ大きな要素として今回の人事では考えています。そこから出てくる結果というものもありますし、それからやはり岡山市民のため、岡山市のためと考えたときにどういう力が必要なのかということもあると思います。それらを総合的に考えて人事はさせていただいたつもりです。それ以上今日の段階では言えません。申し訳ありません。