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皆さん、おはようございます。今日は、案件がいくつかございますけれども、始めに公園トイレのネーミングライツの募集について、お話ししたいと思います。
岡山市では、まちなかの特色ある公園について、その特性を活かし、民間活力の導入を含め、市民協働で利活用やルールづくりを行うパークマネジメントを推進しているところです。
その取組の1つとして、公園のトイレをきれいにし、快適に使用していただくため、西川緑道公園と石山公園でのトイレのネーミングライツの実施を検討しておりましたが、このたび募集要項を定め、公募することにいたしました。
愛称の使用期間は、西川緑道公園においては3年間、石山公園においては再整備を予定しており、1年間以上1年6カ月以下としております。事業者にネーミングライツの対価としてご提案いただくのは、例えば定期パトロールや消耗品補充などの役務の提供、新しい便器への交換や照明機器の取り付けなどの物品の寄附など「トイレの快適環境の創出や衛生環境向上等を通じた公園の魅力向上に資する社会貢献」、それに加え年間最低5万円を負担していただくことを条件とさせていただいております。
これらを審査委員会において、総合的に審査・評価を行います。早ければ来年の2月にも契約を締結したいと考えております。募集期間は、明日から11月18日までとしております。これは、市議会でも随分議論をさせていただき、前向きな答弁もさせていただいたところですが、これがうまくいって衛生環境の向上なども図られ、市民や観光客の皆さまに気持ちよく利用していただければありがたいと思っております。
続きまして、2つ目の話題です。9月11日に実施した、今年度2回目の西川緑道公園筋の実験について、速報値ですけれども、若干の結果を申し上げたいと思います。
皆さん方も何人かの方が歩かれたと思いますが、私も実際歩いてみました。幅広い年齢層の方がジャズの生演奏を聴きながらくつろいでいたり、またオープンカフェでお子さま連れのご家族や友人同士が食事される様子を見て、西川緑道公園の水と緑あふれる雰囲気をのんびりと満喫していただいたのではないかと思っております。
まずは、歩行者の通行量ですが、通行量調査をごらんいただきたいと思います。
(4)の平和橋交差点北側単路部では、前回ゴールデンウイーク中の4月30日に実施したときと比べて、やや減っていますが、次の資料、岡山大学による滞留者数調査、これは30分おきに歩行者天国内でくつろいでいる方、歩いている方をカウントしたものですが、前回の約1.2倍となっております。したがって、最初に私が感想を申し上げましたけれども、皆さんゆったりと楽しんでおられるというのが、こういう滞留時間が延びているところから見ても、数字としても実証されているのではないかと思います。
続きまして、アンケート調査結果の速報版について、資料3ページの来街目的に対する回答で、「歩行者天国を体感する」というのが約6割まで増加いたしました。今回から新たな設問を2つ設けています。「西川緑道公園の魅力」と、「まちの賑わいづくりへの歩行者天国の貢献度」について、お聞きした結果については資料4ページと5ページにお付けしておりますので、ご確認ください。
また、今回新たな試みでは、岡山駅前の商店街で、定期開催されている「桃太郎市(ももたろういち)」と連携した相互のイベント間でのスタンプラリーを実施し、桃太郎市の実行委員会の方からも、「通常の桃太郎市より来場者が多かった」という感想をいただいております。
以上のことを踏まえ、私が実際に見た感想といたしまして、開催回数を重ねることで、歩行者天国の風景が、西川緑道公園の風景になじんできて、お越しいただいた方もその雰囲気を思う存分楽しんでいただけるようになってきたのではないかと思っております。
また、継続的に定期開催していくことで、市民の皆さまが安心してくつろぎ、交流できる空間をつくり、そしてその魅力を磨き上げて、市民の方々のみならず、他都市の方へも発信していく必要があるのではないかなと思っております。
歩行者天国は、将来的に市民主体での運営を目指しており、今回もNPO法人タブララサによる企画・運営としたことで、西川緑道公園そのものや歩行者天国が持つ魅力を最大限引き出していただいたのではないかなと思っております。
こういうことで、歩行者天国については、市民の皆さまにおおむね開催のご理解をいただいたのではないかと思っております。新たな魅力空間として定着を図るため、来年度からは社会実験としてではなく、定期開催へ移行できればと考えております。
なお、詳細な調査結果については、10月開催の社会実験のものとあわせ、12月ごろに改めて報告をさせていただきます。
また、今週末からは、歩行者天国とあわせて県庁通りでの連続7日間一車線規制の社会実験も行います。県庁通りでのイベントでもこれまで以上に表町商店街との連携を深めて、回遊性向上、賑わい創出を図っていきたいと思います。
続きまして、3つ目の話題でございます。西日本高速道路株式会社と岡山市は、このたび2つの協力協定を締結することになりました。
まず、1つ目、「包括的相互協力協定」は、観光・地域振興、防災・災害対策等について連携強化を図るため締結するものです。
例えば、観光・地域振興としては、NEXCO西日本管内のサービスエリアやパーキングエリアで、岡山市のパンフレット等の設置やポスターの掲示、さらにはイベントの実施など、高速道路利用者に直接岡山市の魅力を発信できるようになります。
また、NEXCO西日本にとっては、高速道路の利用促進を図るため、市の広報媒体を活用したり、県庁通り、西川緑道公園の社会実験など、岡山市が実施するイベントでNEXCO西日本のチラシやパンフレットを配布することができるようになります。
2つ目の「大規模災害発生時等における相互協力に関する協定」は、先ほど説明しました包括的相互協力協定の防災災害対策について、より具体にしたものです。例えば、発生が危惧されております南海トラフ巨大地震や台風等の大規模災害により、一般道路が寸断された場合に、高速道路を無料開放するなどして、避難路や物資の輸送路を確保できるようになります。
また、高速道路のサービスエリアを災害時の防災基地として利用することもできます。この協定の締結を契機に災害対策を迅速かつ適切に実施していきたいと考えております。
これらの協定の締結式を10月5日午後3時半からこの場所で行います。
続きまして、「第78回全国都市問題会議」の開催についてお知らせいたします。
岡山市は、魅力的な歴史や観光資源を有するとともに、交通面や安全面での優位性に加え、医学を中心とした学術などにも恵まれております。これらの優位性を活かしたコンベンションシティとして積極的な誘致を行っているところです。
そのような中、以前お知らせいたしました「第78回全国都市問題会議」がいよいよ10月6日・7日に岡山市で開催されます。今回は、「人が集いめぐるまちづくり―国内外にひらかれた都市の活力創出戦略―」をテーマに全国の市長さん、そして特別区長さん、議員をはじめ自治体関係者や学者などが一堂に会し、講演会やパネルディスカッションを通して議論を行います。
私も「人口減少社会における都市の活力創出」をテーマに講演いたします。参加者は北海道から沖縄まで、全国から約2,000人を予定しております。岡山市の魅力をしっかりアピールし、もう一度岡山市を訪れたいと思っていただけるよう開催都市として万全の体制でお迎えしたいと思います。
続きまして、10月20日・21日開催の「第17回介護保険推進全国サミットinおかやま」の開催、及び一般無料参加募集についてお知らせをいたします。
既にお伝えしておりますが、第17回介護保険推進全国サミットinおかやまの開催まで1カ月を切りました。現時点では延べ人数で約2,000名の参加予定となっております。介護保険推進全国サミットとは、介護保険分野における先進自治体による取組事例、課題等について、セミナーを実施して意見交換を行う全国的なシンポジウムで、平成12年から毎年開催されております。
このサミットについて、大会2日目のプログラム、「開催市からのメッセージ」「特別講演」について、無料で一般市民の方々をご招待したいと考えております。応募人数は、約500名です。
「開催市からのメッセージ」は、「いつまでも自分らしく暮らし続けることができるおかやまを目指して」というテーマで、地元岡山の方が出演し、全国に向けて岡山の取組を発信いたします。
また、特別講演では、『「平穏死」のすすめ』著者の石飛幸三先生にご講演いただきます。ぜひ、皆さまにご参加いただければと思います。
また、第3回介護サービス質の評価先行自治体検討協議会を同時開催いたします。20日木曜日15時15分から、介護サミット会場内で行います。こちらでは、岡山市をはじめ介護サービス事業者へインセンティブ付与を実施している自治体が、国への政策提言に向けて協議する予定にしております。
最後に、案件ではございませんが、この秋、岡山市ではさまざまなイベントを開催いたします。中でも皆さん方ご承知のように、10月9日からいよいよ岡山芸術交流2016が始まります。岡山市では初開催の国内外作家31組の作品を集めた現代アートの国際展覧会です。
また、今年で10年目となるおかやま国際音楽祭も明後日からの開催で、2週間にわたり下石井公園をはじめ市内各所を音楽で盛り上げていきます。
このほかにも、岡山城周辺で「郷土の食と芸能と歴史」をテーマに行われる「秋のおかやま桃太郎まつり」が、西川周辺では回遊性向上や賑わい創出を目的として「ほこてん」が開催されます。
さらに、11月13日には、16,000人のランナーが岡山のまちを駆け抜ける第2回おかやまマラソンも開催されます。お手元の資料にございますように、このほかにもさまざまなイベントを予定しております。少し雨が多いですけれども、季節としては過ごしやすくなっております。これらのイベントを楽しみながら、岡山の魅力を感じていただければと思っております。
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