添付ファイル
皆さんおはようございます。
皆さん、あまり元気ないですかね。本日は初めに総合特区に関する国との協議結果についてお知らせをいたします。
「岡山型持続可能な社会経済モデル構築総合特区」は、平成25年度から高齢者の方が在宅でも自立した生活を送ることができるよう、身体状態の改善を目指す事業を中心に取り組んでいます。この在宅介護に焦点を当てた特区は全国で唯一であります。今年の4月から第2期がスタートしていますが、国に対し5月に6項目の新たな提案を行ったところであります。この提案は、これまでの身体の状態改善だけでなく、一歩進めて地域や社会とつながりを持ち、自らの力を生かして生きがいを持って暮らしていける仕組みが必要ではないか、そして介護現場を支える介護職員に対する支援も必要ではないか、という点に着眼したものであります。
協議の結果、5項目について、実現する方向で合意の見通しになりました。皆さん方の資料の2ページ、第1期実績及び第2期の提案内容をごらんいただきたいと思います。第2期のところで◎をしているのが今回の合意がなされた事業であります。この実施内容の詳細については若干詳細にわたりますので、この後担当からお聞きになっても結構ですし、明日10日には説明の場を設けると聞いております。
それで、ポイントなんですけども、従前でいくと、その介護状態が重い人たちに対して、介護事業所に対して一定の費用が払われていたわけですが、そうなると、なかなかその状態をよくしていこうというインセンティブが働かない。したがって、状態がよくなれば、よくなるように努力していただいた事業所に対して、一定のインセンティブをお渡ししようじゃないかというのが今までの考え方、これまでの5年間の考え方であり、それらについては、国のほうもその考えを取り入れていただいているところでありますが、今回はそれを一歩進めて単にそういう状態が改善するだけじゃなくて、介護サービスに就労、仕事をするという視点を取り入れていく、その生きがいを見つけてもらう、こういった視点を加えてもらう。これが1つの大きな要素であります。
それから、サービスの質の向上、先ほど言った状態をよくしていくというような取り組みを通所介護から訪問介護に拡大をしていく。また介護機器を介護従事者の負担軽減にも活用していく。こういう3つの視点を今回新たに入れさせていただいたということであります。
第1期の総括のときには、私も厚生労働省に行って、官僚の方々といろんな意見交換をさせていただきました。岡山市としては、唯一の在宅介護特区の自治体として、この分野をリードし、国の制度改正の実現、さらには超高齢社会に対応する在宅介護モデルの構築を推進し、その成果を全国へ波及すると、そういう使命を持っていると思っております。第2期も引き続きこの自負を持って次のステップに入っていきたいというように思います。
次に、路面電車の乗り入れを含めた岡山駅前広場のデザイナーの公募であります。
路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ検討に関しては、乗り入れに伴ってさまざまな配置をどうするかという議論がございました。そして、皆さん覚えておられると思いますが、タクシーの乗り場と一般車両の乗降の場所を交換したほうがいいだろうというような話になり、それが一定の合意をなされたところであります。それらを踏まえて、本年の5月に駅前広場のレイアウト案が確定したところであります。
その大きな考え方は、そこで整理をされたんですが、例えばこういう乗り入れがあることによって、先ほどのタクシーと一般車両の場所が変わるということから見ていくと、今ある桃太郎像とか噴水周辺のにぎわい空間、また歩行者動線に変更が生じるということにもなってまいります。
したがって、この駅前広場の全体のデザインについても検討する必要があるということになりました。それで、検討を進めるにあたっては、プロポーザル方式でデザイナーを選定することとしております。現在6社から応募をいただいております。皆さん方、広報連絡の添付資料は、デザイナーから提案された、これはイメージであります。A社からF社まであると思います。このイメージをごらんいただきたいと思います。それで、この出された6社の中からデザイナーを選んでいくことになるんですが、何といっても岡山の玄関口であります。この駅前広場のデザインを決めるということですから、広く市民のご意見を伺う必要があると考え、パブリックコメントの実施とともに、市民のご意見を伺う会を開催することとさせていただきました。
資料の2をごらんいただきたいと思います。上にデザイナーの選定スケジュールというように書かせていただいております。それで、市民の意見はここに書いているとおりでありますが、その下に有識者検討会というのがございます。これはやっぱり客観性を保たなければならないだろうということで、複数の有識者からご意見を伺うということにしております。そして、企画競争審査委員会等々を経て、年度内を目途にデザインを取りまとめていきたいというように思っております。デザインの検討に並行して路面電車の乗り入れに関しても都市計画決定などの法手続を進め、できるだけ早く事業に着手してまいりたいと考えております。
2として、整備スケジュール案というのをお示ししております。大体の作業スケジュールについては、ここで申し上げたことがあるかもわかりませんが、このような形で明確に表の形にして出したのは、確か初めてではないかなと思っております。ご参照いただければと思います。
続きまして、岡山駅東西連絡通路への広告物の掲出の開始についてお知らせをいたします。岡山駅東西連絡通路のデジタルサイネージが11月1日から広告物掲出の本格稼働をいたします。パネルをごらんいただきたいと思います。
今までの東西連絡通路と何か雰囲気がちょっと違うでしょう。東側、西川それぞれ18面のデジタルサイネージがあり、これは同一画像を同時に放映していくということになってまいります。また、桃太郎のまち岡山をPRする仕掛けとして、中央改札側の壁面のデジタルサイネージで前に立っていただくと、桃太郎に変身した画像が映し出されるようになっており、自らが桃太郎になる姿を見て楽しんでいただきたいというように思います。そのほかにも観光スポット、グルメ、特産品などもタッチするとわかるように、こういうシステムができます。
これらのデジタルサイネージは、民間活力を活用して、岡山市のPR動画や、民間広告を掲載するため設置したものであり、このことによって魅力とにぎわいのある中心市街地の創出、回遊性の向上や歩いて楽しいまちづくりがさらに進むものと考えております。なお、デジタルサイネージの設置は完了しており、明日より試験放送を行います。ちなみに、活用していただく会社は明宣社、広島に本社のある会社でございますが、施設活用料として3,300万円、年間ね。これは税抜きだそうですが、市のほうにお支払いいただくと、こういうことになっております。
最後に、資料としてお配りしているものとしての最後ですが、おかやま産前産後相談ステーションの窓口拡大についてお知らせをいたします。
平成28年9月に妊娠、出産、育児に関する専用相談窓口として保健福祉会館内に設置していましたおかやま産前産後相談ステーションを、平成30年10月1日に、市内に5つある保健センター内にも増設をいたしました。これは通称「さんさんステーション」と呼んでいるようでございますが、このさんさんステーションは助産師等の専門職により妊娠届出時から産後にかけて、妊娠、出産、子育てに関するあらゆる相談を受けていただける場でございます。平成29年度は延べ約3,000人余りの方に利用していただいており、相談された方からは核家族で転勤し不安だったが、妊娠中の体調や、子育て支援情報を聞けて安心したとか、母乳の出方や赤ちゃんの体重の増加を見てもらい、大きくなっていることを確認でき安心した、という声などをいただいているところであります。
今回、増設したことにより、より身近なところで、専任スタッフの相談を受けていただくことが可能となりました。このステーションでは一人一人の状況を踏まえて、妊娠中から産後の育児に関し、いつごろ何をしたらよいか、利用できるサービスは何なのかなど、わかりやすく一覧にした妊娠期からの子育て応援プランを新たに提供することといたしました。安心して妊娠、出産、子育てしていただけるよう、このさんさんステーションを多くの妊産婦さんやご家族にご利用いただければと思います。
続きまして、案件ではございませんが、いくつかご報告をいたします。
まずは、7月豪雨の関係でございます。さまざまな支援に関する進捗状況については、10月4日時点で取りまとめた資料をお配りしておりますので、参考にしていただければと思います。
1つだけ申し上げたいと思いますが、罹災証明であります。災害義援金配分委員会は、今週行われる予定で、4次の配分を決めておりませんけれども、我々からの提案として、床下浸水も対象にさせていただくということを議会で申し上げました。その影響もあって、従来床下浸水の罹災証明はまだ5,6件だったところが、2、30件オーバーになってきていると。配分委員会で正式に決まれば、また新たな動きが出てくるんではないかなというように思っております。
続きまして、10月30日にイオンモール岡山で開催する「女性活躍推進シンポジウム」についてお知らせをいたします。
この前、中枢中核都市を議論する国の有識者会議ですけど、地域魅力創造有識者会議の資料を見ていましたら、岡山、これは県ですけども、全国に比べて管理職割合って結構高い。しかしながら、M字カーブが深い。だから、一定の年齢になったら会社から離れている。こんな傾向が出ております。興味のある方は、また担当のところに行っていただきたいと思います。
多分、各企業の方、人材不足もあり、これからどういうふうに進めたらいいのかという迷いを感じている企業も多いのではないかなというように思っております。我々としては、この成長に欠かせない女性の活躍とか企業経営にもたらすメリット、こういったものがあるわけでございますから、先進的な取り組み事例を交えて情報発信をしていきたいというように思います。
最後ですが、「スマート通勤おかやま2018」の実施について申し上げます。
岡山市では、自動車から排出されるCO2の削減や、朝夕の交通渋滞の緩和、公共交通の利用促進などを目的に、市内外にお勤めの皆様に自動車から徒歩や自転車、公共交通等を利用した通勤へと変化を促す取り組みとしてスマート通勤おかやまを実施しております。
この取り組みは、国土交通省、岡山県、倉敷市と協働して行っており、今年も10月22日から26日までの5日間実施をいたします。
優秀な実績を上げられた市内の事業者に対しては、岡山市から表彰を行うこととしておりますので、事業所のCSR活動のPRにも役立つことから、多くの皆様にご参加をいただきたいと思っております。
事業所で参加をする場合には、10月17日までに事業所登録をしていただく必要があります。ぜひともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
私からは以上です。
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