添付ファイル
皆さんおはようございます。
本日は、初めに岡山市の本庁舎の整備方針についてお知らせをいたします。
この庁舎は、ご存じのように、昭和43年にでき、築50年を経過しております。耐震基準を満たしていないという大きな課題を抱えているところであります。今年度、その整備に関して、基本構想を整理しているところでございます。
今年度中に整備する予定でございますけれども、まず、まだ何も決まっていない。改修にするのか、また建替えにするのか。建替えにしても、どの程度の建替えにするのか決まっていないということもありまして、それを決めなければ次のステップ、例えば敷地の検討とか事業手法の検討、そういったところに移れないということもあって、我々の考え方、市民の皆さん方のご意見も聞きながらまとまったところでありますので、途中段階でありますけれども、今日発表させていただきたいと思います。
皆さん方の、資料をごらんいただきたいと思います。
まず、新庁舎の想定規模と書いていますが、ここに改修っていうのが入っていませんが、もちろん改修っていうのは、比較していく上で当然の前提になります。新しく新庁舎をつくるときには、どの程度のものにしていくかっていうところの基本的な考え方、例えば防災拠点機能を本庁舎に集約する。現在は、保健福祉会館にあります。この7月豪雨もこの移動、保健福祉会館の8階にありますから、実になかなかの労力でありました。ずっとそちらのほうに日々移動していく。そういったことを一元的にやったほうがスムーズに被災対応ができるということもあって、本庁舎に集約することが望ましいだろうと。また、北区役所の機能を本庁舎に集約しておく。民間ビル賃借による分散化の解消、狭隘化の解消も含めて考えております。
建替えのA案とB案、この2つを今回提示したところであります。
A案は、一部本庁機能などを保健福祉会館分庁舎に残す場合であります。建替えのB案は、保健所、福祉事務所を除いて、基本的には本庁機能、北区役所、そういった機能は全て一本化するということであります。後で申し上げるとして、とりあえずA案、B案で2つに分けて、改修案とともに3つを検討することにいたしました。
この建築物のコスト比較でありますけども、当初の建設費だけではなくて、長期間にわたって修繕費、光熱水道費等の使用年数全体にわたるコスト、ライフサイクルコストで考えていく必要があるという認識のもとに考えました。このライフサイクルコストについては、60年から100年、いろんなやり方があるようでありますけども、建物の長寿命化等々を考えると、80年ぐらいで考えていくのが適切ではないだろうかということで、ライフサイクルコスト、とりあえず80年という設定にいたしました。
コスト算定をしたところ、(3)でありますが、ライフサイクルコストの算定、改修案でいきますと1,074億円。建替えのA案が959億円。建替えB案が958億円ということになりました。参考資料として、それぞれの出したコストのもととなるデータを示させていただいております。
建替えのA案、当然ながら、当初の建物建設の規模が小さくなりますから、イニシャルコストは198億ということで小さいんですけれども、建替えのB案234億ということで、規模が大きくなってくるわけですから、こちらが大きくなってくる。しかしながら、全体から見ると、ライフサイクルコストはほとんど同じだろうというような認識でございます。
そういう中で考えてみると、本庁舎整備のそれぞれの評価を考えてみると、特に事務の効率化、行政サービスの向上等々の面から、建替えのBというのがいいのではないかというように考えるに至ったところでございます。そのように、総合的に勘案して、現段階では建替えB案の規模で、これからの検討を進めていきたいというように考えております。
今後につきましては、大供公園、また鹿田駐車場を含めた敷地の検討や庁舎機能以外の民間需要の把握、事業手法の検討を行い、情報発信をしていきながら、年度内に基本構想を取りまとめていきたいと考えております。
次に、女子ソフトボール日本代表チームの強化キャンプ実施についてお知らせいたします。
岡山市では、昨年度より岡山市ナショナルチーム等キャンプ誘致推進事業補助金制度を創設し、2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致を進めております。このたび、岡山県ソフトボール協会が補助事業者となり、11月21日から26日の間、岡山県総合グラウンド野球場及び岡山ドームを練習会場として、女子ソフトボール日本代表チームの強化キャンプが行われることが決定しましたので、ご報告いたします。
今回のキャンプは、選手24名、監督等スタッフ10名の総勢34名体制で実施され、2008年の北京大会で金メダルを獲得した選手のほか、岡山市にゆかりのある選手も参加する予定となっております。
オリンピックにおける女子ソフトボール日本代表につきましては、2000年のシドニー大会での銀メダル、2004年のアテネ大会での銅メダル、2008年北京大会での金メダルと輝かしい成績をおさめてきております。北京大会以降、ソフトボールがオリンピック競技から除外されておりましたが、2016年8月のIOC総会において、2020年東京大会で追加種目となる旨承認されましたので、日本中がメダル獲得を期待しているところでございます。また、キャンプ期間中には、選手たちと子供たちとの交流も予定されているとのことでありますので、この機会を通じてソフトボール競技の振興が図られるものと期待しております。
なお、今年度、岡山市に誘致したキャンプは、本件で7件目となります。今後も関係機関と連携し、ナショナルチーム等のキャンプ誘致を進めてまいります。
最後に、平成30年7月豪雨災害について、被災者の生活再建などの支援に関する進捗状況につきましては、最新のデータ、10月19日時点で取りまとめた資料をお配りしております。参考にしていただければと思います。
特徴としては、罹災証明が増えております。これは、床下浸水も義援金の対象としたという影響で、床下浸水の被災者からの罹災証明の申請が多く出てきているということと、宿泊クーポン、10月、11月の助成を予定しているものが相当数出てきていると、特徴としてはそういうことだと思います。
私からは以上です。
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