皆さん、明けましておめでとうございます。
まず、今日は「第3回おかやま協働のまちづくり賞」の決定と表彰式及び「SDGsフォーラムin岡山2019」の開催についてお知らせをいたしたいと思います。
「第3回おかやま協働のまちづくり賞」が決定いたしました。この賞は、地域の社会課題をさまざまな団体の協働により解決するすぐれた取り組みを表彰するものであります。
9件の応募があり、大賞には西日本豪雨災害支援ボランティア「自由あそびのひろば」が選ばれました。その取り組み内容は、7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた平島地区で後片づけなどに追われる家庭を支援するために、隣接する地域のお母さんたちが被災した家庭の子供たちの預かりや居場所づくりを行ったものであります。
自然災害という緊急事態が発生した際に素早く地域の力を結集し、支援の手を差し伸べたすばらしい取り組みだと思います。
実際、この豪雨は土曜日の朝方まで降りましたね。わたくしは、土日はこちらにいて、月曜から現場を見て回ったんですけれども、たしか火曜日に平島地区に行ったときにこういう話を直接聞きました。そういった中で、こういう「自由あそびのひろば」っていうボランティアができて、随分助かったという話を聞いたところであります。大賞に選ばれてよかったというように思っております。
大賞のほかにも、支援を必要とする子供の仕事体験活動など4件の取り組みが入賞となっております。そのほか4件の取り組みも高く評価され、奨励賞を贈ることといたしました。なお、昨年に引き続き、一般財団法人橋本財団から協賛を受け、記念のトロフィーを全ての取り組みに贈ることにいたしました。橋本財団へは感謝を申し上げたいと思います。2月17日に表彰式を開催いたします。
この日は表彰式とあわせて「SDGsフォーラムin岡山2019」を開催することとしております。このフォーラムは、持続可能な社会の実現に向けて取り組むさまざまなステークホルダーが、ビジョンや戦略、取り組みを共有し、魅力的な地域づくりを築くために学び合うことを目的としております。
内容は、基調講演やパネルディスカッションのほか、教育や福祉の分科会とともに協働のまちづくり賞を受賞した事例を発表する分科会も行う予定となっているようであります。ぜひ多くの市民の皆様に会場にお越しいただき、各団体のさまざまな取り組みを知っていただくとともに、このフォーラムがSDGsの達成に向けたさらなるアクションにつながっていくことを期待しております。
正月ということもあって、案件はこの1件でありますけれども、この2019年に向けての抱負を少し述べさせていただきたいと思います。
昨年は7月豪雨による甚大な被害を受け、岡山市にとって大変厳しい1年となりました。一日も早い生活、生業の再建に向けた支援や、今後起こり得る災害から生活を守るための防災対策にしっかり取り組み、市民に安全で安心して暮らせるまちを目指したいと思います。
また一方で、昨年、JR桃太郎線のLRT化合意や、岡山芸術創造劇場整備などに一定の道筋をつけることができたほか、日本遺産認定、SDGs未来都市選定、G20の保健大臣会合の開催決定といった実りある成果も得られたところであります。
今年は亥年であります。そして、岡山市として政令指定都市移行10年という節目の年を迎えるわけであります。イノシシというとやはり「猪突猛進」という言葉が浮かびますけれども、「猪突猛進」にはプラスのイメージとマイナスのイメージと2つあるんだろうというように思います。1つはやはり前に向かってがむしゃらに進んでいくという、これはどちらかというとポジティブな意味だろうと思いますが、どうもやっぱり周りを見ずに進んでいくということでマイナスのイメージもあると思います。したがって、私は周りをよく見て進み、がむしゃらに進み、かつ結果を出していくということで、周りをよく見て進む「猪突‘躍進’」でこの1年間全力を尽くし、「災害に強い岡山」、また中四国をリードする「力強い岡山」をつくり上げていきたいと考えております。
そしてさらに、岡山市のさらなるレベルアップに向けて、職員一人一人が時代の潮流を捉え、それぞれの施策の目的、本質を見定めながら合理的に日々の仕事を変えていくようにできればというように思っております。もちろん、変化にはリスクがあります。しかし、やっぱり変わらないということにもリスクがあるわけで、それらをよく見きわめながら一つ一つ物事の対処を行っていきたいというように思っております。皆様方には引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
私からは以上です。
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