皆さんおはようございます。
本日は初めに、岡山市第六次総合計画、前期中期計画に係る平成28年度の取り組み状況についてお知らせをいたします。
この計画では、都市づくりの基本目標である「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」の実現に向けて、計画を着実に推進するため、成果指標の達成状況や主な事務事業の進捗状況等について、毎年度評価を行い公表することとしております。このたび、計画初年度である平成28年度の取り組み状況について取りまとめましたので、報告させていただきます。
まず、評価の基準ですけれども、成果指標、事務事業とも状況を判断するため、それぞれ区分を設けて評価しております。成果指標については、前年度との比較により3区分、また事務事業については4区分で評価しているところであります。
それでは、資料左側の成果指標の欄をごらんください。
成果指標は全部で82ございます。そのうち評価対象外となる36指標を除いた46の指標について、約8割に当たる36の指標が「上昇・改善」しております。なお、評価対象外となった指標は、2年に1回、例えば市民意識調査のように行われるものなどでございまして、この時期には判明していないものになります。「上昇・改善」した主な指標としては、企業立地件数が前年に比べ4件増えて12件、コンベンションの参加者数が前年に比べ約2万9,000人増えて18万1,000人余りなどとなっております。一方、「横ばい」であった指標は、全国学力・学習状況調査のB問題の偏差値など、「低下・悪化」した指標は、保育所等の待機児童数などとなっております。これら「横ばい」、また「低下・悪化」となった指標については、関連事業を点検し、指標の改善につなげてまいりたいと考えております。
次に、右側の主な事務事業の欄をごらんください。
各政策のもとで取り組む314の事業のうち、9割を超える299の事業が「順調」、または「概ね順調」で進捗しております。「順調」であった主なものといたしましては、先ほどの「上昇・改善」した指標と関連しますが、「企業立地推進事業」、「コンベンション誘致対策事業」、県庁通りの一車線化の回遊性向上社会実験に取り組んだ「歩いて楽しい道路空間整備事業」などがあげられます。一方で、15の事務事業が当初の見込みよりも「やや遅れ」の進捗になりました。主なものとしては、「自転車走行空間の整備」や「高齢者向け地域優良賃貸住宅(サービス付き)の整備」などが上げられます。これらの事業については課題を検証し、事業手法の改善などによって事業の推進を図っていきたいと考えております。
今回は、平成28年度にスタートした前期中期計画の計画初年度における評価であったわけですが、成果指標では約8割の指標が「上昇・改善」、事務事業では9割超の事業が「順調」、あるいは「概ね順調」であったことから、この目標の達成に向けて順調なスタートが切れたものと考えられ、一定の評価ができると思っております。
今後は、今回の評価結果を踏まえた上で、各事務事業の方向性や手法等について検討、見直しを行い、来年度以降の予算に反映してまいりたいと考えております。
続きまして、2つ目の議題ですが、「岡山発情報通信シンポジウムに」ついてお知らせをいたします。
岡山市では9月10日、日曜でございますが、岡山コンベンションセンターで「岡山発情報通信シンポジウム」を開催いたします。このシンポジウムでは、「高度ICT社会を開花させるビッグデータとサイバーセキュリティ」をメインテーマとし、「岡山市・サンノゼ市姉妹都市締結60周年記念事業」として開催するものですが、その背景としては、2015年11月に岡山大学が、ICT企業の集積地であるシリコンバレーにオフィスを開設し、シリコンバレーと岡山との産官学の架け橋となる取り組みを行っていこうとしていることがございます。その一環の学術研究交流として、シリコンバレーの中心地であるサンノゼ市のサンノゼ州立大学と情報通信に関する分野の共同研究を行っており、その研究分野であるサイバーセキュリティとビッグデータに関する両大学の研究発表の場として、このシンポジウムにおいて、専門家を招いた講演をはじめ同分野の現状と今後の展望について、パネルディスカッションを行います。これにより、今後さらに重要性が高まる情報通信に関する分野の取り組みを、この岡山から発信していければと考えております。
今回のシンポジウムには、情報通信に関係する団体、企業だけでなく、自治体や一般企業、学生、また市民の方々などに広くご参加をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
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