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平成27年8月26日市長記者会見

[2015年8月28日]

ID:12356

平成27年8月26日市長記者会見要旨

議題

  • 岡山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)について
  • 岡山を形作った光ある歴史・文化資源の発掘・発信事業について
  • 岡山市コミュニティサイクル「ももちゃり」の拡充について
  • コールセンターの誘致について
  • 自転車免許証交付式の開催について
  • 自治体等が参加する主要な全国会議の岡山市開催について
  • メキシコシティへの訪問について

岡山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)について

 皆さんおはようございます。
 今日は、まず最初に、現在策定を進めております「岡山市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の素案についてお話を申し上げたいと思います。
 実は我々、この総合戦略につきましては10月末までに策定をいたしたいと考えておりまして、今、内容について詰めさせていただき、これから議会、そして市民会議などでご議論をいただきながら最終的にまとめたいというように思っているところでございます。
 この広報連絡の別紙をごらんいただきたいと思いますが、この着眼点と称するもの、そして基本目標、こういった形で枠組みを整理はさせていただきました。これに基づいて、現在、各項目について作業を行っているところであります。31日に議会の常任委員会で素案の内容をお示ししようと思ってるんですが、それもここでお示しできればよかったんですけども、現在まだ作業中でございます。31日まで少しお待ちをいただきたいというように思います。今日は枠組みの提示ということにとどめさせていただきます。

岡山を形作った光ある歴史・文化資源の発掘・発信事業について

会見する大森市長の様子1

 ただ、この枠組みの中で1つ、基本目標の1の主な取り組みの2つ目でありますけれども、歴史、文化資源等を生かした観光客誘客の促進という中で、「岡山を形づくった光ある歴史・文化資源の発掘・発信事業」っていうのがあります。これについて少しお話を申し上げたいと思います。
 この前の広域連携の8市5町の会議でも少しそれに近いことを申し上げたこともございます。岡山市は、ご存じのように古代吉備の国の時代から繁栄し、近世は宇喜多家から池田家への治世へと続く中で、城下町や農業都市としての現在の姿形を築いております。その足跡は、吉備路の古墳群や岡山城、岡山後楽園といった歴史、文化資源として残されております。しかしながら、地域の歴史、文化について市民のアイデンティティを育むための取り組みが十分ではなく、またこうした資源は岡山市の市域を越えて広域に及ぶものですが、これまで広域連携の取り組みが限定的であることなどから、ダイナミックな情報発信に至ってないという課題があると認識をしております。
 そこで、現在、連携中枢都市圏の形成に向け取り組みを進めている8市5町を舞台に、備前池田家と郡代津田永忠の国づくり、古代吉備国の繁栄等をテーマとし、これに基づく歴史、文化資源を広域に収集、検証することにより圏域の歴史、文化への愛着と誇りを高め、地域のアイデンティティーとして次の世代に引き継いでいきたいと考えております。こうした資源にかかわるさまざまな活動に取り組む地域団体やNPO法人等を調査、発掘するとともに、テーマやストーリー性を重視しながら資源を磨き、魅力ある広域観光資源として広く国内外に向けて情報を発信することにより、圏域への新たな観光誘客を図ろうとするものでございます。事業は、今年度を含む複数年度にわたる実施を予定しております。今年度は圏域内の各自治体や関係機関の協力も仰ぎながら、圏域内の歴史、文化資源の調査とデータベース化、専門家の監修による各資源の歴史的検証と説明文の作成を行うこととしており、来年度以降は地域団体、NPO法人等の調査、市民等を対象としたシンポジウムの開催、調査、発掘した資源の活用による新たな魅力あるストーリーの創設やマップの作成、広域観光ルートの造成等に取り組んでいきたいと考えております。
 なお、財源については国からの地方創生先行型交付金上乗せ交付分の活用を考えており、この9月議会に事業費1,200万円の補正予算を提出することとしております。

岡山市コミュニティサイクル「ももちゃり」の拡充について

 次に3番目の話題、ももちゃりに移りたいと思います。
 ももちゃりは、平成25年7月27日から岡山駅、後楽園、岡山駅の東口エリアを中心に25カ所のサイクルポートを設置し、運用しております。今年度、中心市街地全体の回遊性の向上を目的とした施策の一つとして、岡山大学、またノートルダム清心女子大学、岡山県総合グラウンドなど多くの若者が集う西口エリアに拡充するということにしておりますが、その第一弾として9月7日月曜日、午前10時、岡山駅西口広場と岡山大学津島キャンパスにポートをオープンいたします。オープンするサイクルポートは、岡山駅西口広場に2カ所、岡山大学津島キャンパスに4カ所であります。詳しいポートの位置などは、お配りしている資料にお示ししております。その他のポートについては、現在、岡山県総合グラウンド周辺や生涯学習センターなどを候補地として施設管理者等と協議を進めているところであり、整備箇所等が決まりましたら随時お知らせをいたします。このももちゃりの西口エリア拡充ということで、さらなる利便性と中心市街地全体の回遊性の向上を図り、人と環境に優しい交通体系の実現、まちなかのにぎわい創出、都市のイメージアップにつなげてまいりたいと考えております。

コールセンターの誘致について

 次の4点目が、株式会社グロップのコールセンターについて申し上げます。
 岡山市は地域経済の活性化、また雇用の創出、経済効果や税収等が見込まれるコールセンター等の誘致に取り組んでいるところでありますが、現在の全体の状況を申し上げますと、現在8社と交渉中であります。昨年同時期には3社ということでありましたから、交渉案件っていうのは増加傾向にあるということで、望ましい傾向だろうというように思っております。このたびその中の一つ、岡山市に本社があるグロップが市民の新規雇用10人以上等の補助要件に合致したため、岡山市都市型サービス産業推進事業補助金制度を利用して新たにコールセンターを開設することが決定されたので、ここにご報告を申し上げます。
 株式会社グロップは、昭和50年にダイレクトメール発送業務の代行業を目的に設立された会社でありますが、現在では人材ビジネス事業やテレマーケティング事業等を行う大手の総合アウトソーサーであります。このたびのコールセンターの開設は、通信販売関連の受注業務の増加が見込まれたことによるものであり、岡山市中心部に立地を決定された理由については、雇用面について優秀な人材を確保しやすいこと、東京からのアクセスのよさ、また創業の地であること及び岡山市にコールセンター誘致の補助制度があったことなどが決め手となったとお聞きしております。
 なお、コールセンターの誘致については平成23年度の株式会社NTTフィールドテクノ中国支店に引き続き2件目となります。

自転車免許証交付式の開催について

会見する大森市長の様子2

 次の案件でございますけれども、小学生を対象とした自転車安全運転免許証の交付であります。
 岡山市の自転車の乗用中の死傷事故っていうのは、皆さんご存じのように平成24年までの10年間で人口10万人以上の289都市中ワースト6位ということで、非常に発生率が高くなっております。市民への正しい自転車の交通ルールやマナーの周知と市民の交通安全意識の一層の向上が求められているところであります。
 そこで、岡山市では、自転車を本格的に乗り始める段階である子供たちの交通安全意識を高め、自転車事故を防止することを目的に、小学生を対象とした自転車の安全運転講習を行い、この講習を受講した小学生に自転車安全運転免許証、セーフティーサイクルライセンスを交付する事業を始めます。こうした取り組みは岡山県内の自治体では初めてでございますが、既に実施している自治体の事例では子供の安全に対する意識が高まる効果があったと聞いております。本年度は岡山市内の6小学校をモデル校として、最初の講習を9月25日に岡山市立箕島小学校で開催することといたしました。
 これが運転免許証でございますが、表のほうはセーフティーサイクルライセンスとして学校名、名前が書いてあるっていうことでありまして、この裏面を見ていただきますと、「みんなのお手本となるような運転をします」、「自転車に乗るときはヘルメットをかぶります」、「左側を通行します」、「歩道では歩行者を優先します」、「信号や標識は守ります」、「2人乗りはしません」、こういう基本的なルールが書かれておりまして、子供たちも講習を受け、こういうものを常に携帯することによって意識が変わっているということでございます。これは担当のほうが、実施したところからも直接話を伺ったということでありまして、特に自転車の事故が多い岡山にとっては非常に有益なのではないかなというように思っております。先日も公用自転車っていいますか、左側通行をということを大きく表示をして一つの我々みずからが率先して交通ルールを守るっていうことを行っていっておりますけれども、こういったことを一つ一つ積み重ねることによって自転車のマナーっていうのがよくなっていくということを期待しているところでございます。

自治体等が参加する主要な全国会議の岡山市開催について

 次に、自治体などが参加する主要な全国会議の岡山市開催についてお知らせをいたします。
 岡山市では、コンベンション誘致を積極的に行っているところでございますが、このような中で平成28年10月、「全国都市問題会議」が岡山市で開催することとなりました。この「全国都市問題会議」は、昭和2年に第1回会議が大阪市で開催されてから来年度の岡山市の開催で78回目を迎える歴史ある会議でございます。岡山市では昭和45年に一度開催しておりますが、今回が2回目になります。全国の市長、特別区長、議員をはじめ自治体関係者、学者などが一堂に会し、全国の都市を取り巻くさまざまな問題、課題の中から設定されたテーマについて講演会やパネルディスカッションを通して討議を行うものであります。開催は来年の10月6、7日の2日間を予定しており、約2,000人程度の参加を見込んでおります。
 また、同じく10月には「介護保険推進全国サミット」の開催を予定しております。この「介護保険推進全国サミット」は、自治体の介護保険、高齢者福祉担当者をはじめ介護保険の運営に携わる事業者や福祉団体関係者、研究者、サービス利用者、一般市民などが一堂に集い、介護保険分野における先進自治体による取り組み事例、課題等についてセミナーを実施して意見交換を行う全国的なシンポジウムで、平成12年から毎年開催されているところであります。開催は平成28年10月20日、21日の2日間を予定しており、約1,500人程度の参加を見込んでいるところでございます。
 いずれの会議も全国から多数の皆様が岡山にお越しになることが見込まれますので、岡山市の魅力をアピールし、万全の態勢でお迎えをしたいというように思っております。これに先立ちまして、全国都市問題会議は今年の10月8、9日に長野市で開催されます。また、介護保険推進全国サミットは10月1、2日に鹿児島県の日置市で今年度の会議が開催されます。都市問題会議は私が、また介護保険推進全国サミットは横山副市長がそれぞれ出席を予定しており、次期開催都市としてコンベンションシティ岡山をしっかりPRしていきたいと思っております。

メキシコシティへの訪問について

 最後でございますが、メキシコシティに私、海外出張させていただきたいと思っておりますので、お知らせをしたいと思います。
 9月28、29日の両日、ユネスコ及びメキシコシティが主催する「第2回学習都市国際会議」がメキシコシティにおいて開催されます。この会議開催に当たり、昨年、ESD推進のための公民館-CLC国際会議を一緒に開催したユネスコ生涯学習研究所を通じて私に出席依頼があったことからこれに出席し、本市のESDの取り組みなどについて発表してまいります。伺ってるところでは、ヨーロッパ地域、そしてアジア太平洋地域、そしてアフリカ地域等々から幾つかの代表の方が発表するっていうことになっておりますけれども、まだそのメンバーは固まっておりません。また、固まり次第、必要があれば報告を申し上げたいと思っております。そこで発表し、岡山市をPRする、そして岡山のESDの取り組みについてお話を申し上げるとともに、会議開催地のこのメキシコシティっていうのは、ユネスコの今回のESDのこれからの10年の中のローカルガバメントのいわゆるキーパートナーとして岡山市と同じ位置づけになっております。ちなみに、この前も申し上げましたけれども、市レベルとしてキーパートナーになっていますのは岡山市、そしてこのメキシコシティ及びドイツのハンブルクの3つでございます。そういう意味もあって、この機会を捉えてメキシコシティの市長と会談し、このESDに関する自治体同士の連携、協力について話し合うということも考えているところでございます。

質疑応答

会見する大森市長の様子3
  • 記者
     総合戦略の枠組みということですが、岡山市の特徴というのはどのようにお考えでしょうか。
  • 市長
     それはこの枠組みの一番上のところに書かせていただいている、まずは交通の結節点であるっていうこと、そして政令市として活躍している、当然ながら高次の都市機能が集積をしている。これはやはり産業を振興するには非常に重要なファクターであるわけです。こういう集積しているっていうのがまず土台にあります。それとともに、アイデンティティっていう面では歴史、文化遺産等を保有しているということがございます。それから、政令市比較の中でも非常にいい数字が具体的に出てますけれども、医療・福祉、こういったものの集積も非常に顕著であると。それから、政令市の中で農業が強いところっていうのはそれほどあるわけではないわけでして、岡山とか新潟とか浜松とかそういったところになるんでしょうか、そういう面では非常にバランスのとれたところであると。それから、先ほども言いましたけれども、ユネスコのこのESDの取り組み、昨年、国際会議をやったっていうこともありますし、そういうキーパートナーとなっていると。このESDの会議でやっぱり岡山に対する熱い期待っていうのが感じられますので、こういうのも一つの売りにしていきたいなあというように思ってるところであります。
  • 記者
     総合戦略というのは、今後、議会でも議論等を行うということですが、市長としてはどういうものになればいいなという思いがございますか。
  • 市長
     大きな面では、この総合戦略っていうのは何を目指してるのかっていうと、一つはやはり人口減少時代にどう対応していくかということであります。出生率も今1.4台ということで岡山も非常に低いわけでありますから、これらができるだけアップしていく、そして人口減少に対しての対応がきちっとできていくっていうのは一つあるんだろうというように思います。それから、やはり多くの方に岡山に来ていただく。このためには、当然、産業集積もこれから必要になるでしょうし、また観光といった問題も重要な要素になってくるだろうというように思っているところであります。そういった面をこの基本目標1から4の中で一つ一つ整理をさせていただいて、できるだけ岡山らしさを出して発表をさせていただきたいというように思うところであります。是非皆さん方も積極的なご意見をいただければというように思っております。
  • 記者
     この歴史、文化資源の発掘と発信でお伺いしたいと思います。このような取り組みは、今までもいろんな自治体で過去から行われているような気がしますが、具体的に今回のこれはこういうものとか、例えば今思ってらっしゃる具体的なイメージがあったらお伺いしたいのですが。
  • 市長
     まず、池田家、中心になるのは池田光政公なんでしょうけれども、と津田永忠さん、これは後楽園、百間川、和気閑谷学校、岡山の人間は結構知ってますが、ここにおられる記者の中でも岡山におられない方はどれだけご存じだったのか。あとは、吉備王国っていう、吉備の国っていうのも、これは歴史から若干抹殺されてる部分もありますから案外知られてない。昨日の総合計画では桃太郎の話は、桃太郎は今もテレビコマーシャルを席巻してますから結構有名になってはいるんですけれども、この前、地域創生の担当をする国の幹部と話しましたけども、両方とも知らなかったです。そういう面では、やはり歴史、文化っていうのはその地域のアイデンティティであるわけであります。そういうものを大切にしていき、一つ一つテーマを磨きながらやっていくっていうことは必要なんじゃないですか。
     ちょっと話違うんですけど、皆さん観光ってよく言うでしょ。観光っていうと、光を見るっていうことじゃないですか。光って何かっていうと、これはちょっと私も聞いた、本を読んだ話でしかないんですけど、もともとは中国の四書五経の中の易経っていうのがありますよねえ。あの中の返り点を入れると国の光を見るっていうところから観光っていうふうになったらしいんです。国っていうのは各地域のことをいう。光っていうのは何かっていうと、各地域の歴史であり文化であり伝統であり、そういったものを、そういうすばらしいものを見ていくっていうのが観光なんだろうというように整理をされている。だから、ちょっと若干レジャー化した面はないわけではないんですけども、いや、今の観光という概念そのものが、そもそも何かそういったものなんだろうと。確かに、出雲に行く、伊勢神宮に行く、いろんなところにやっぱりこういう歴史性みたいなものを感じながら我々は各地を訪れているんではないかと。そういう面で、岡山のこういう歴史性っていうものをもっともっとPRをしていく。そして、これは岡山市にとどまるものではなくて、この前の広域連携の都市圏、こういう中で一体として捉えていく必要があるんじゃないかと。吉備国の話にしてもやっぱり総社との連携っていうのは欠かすことができないわけですし、津田永忠さんの話にしても備前とか他の地域と連携するっていうのはもう欠かすことができない話だろうというように思っております。そういう面で、前からあったかもしれないが、それが不十分であればもっともっとそれを拡充していくっていうことが必要なんじゃないかなっていうように思います。
  • 記者
     池田家・津田永忠と吉備の国のこの2つのテーマは例示と受けとめればいいでしょうか、それともやっぱり柱になるのでしょうか。
  • 市長
     柱ですね。歴史の中でいくと、歴史、文化のこの議論の中では柱というふうに受けとめていただければと思います。
  • 記者
     総合戦略の中の基本目標の3、今後5年間で保育所、放課後児童クラブの入所待機児童の解消を目指すということですが、隠れたニーズなどもあり、個人的には高い目標かと思いますが、この全員入所を目指して具体的にどのように取り組んでいかれますか。
  • 市長
     この表現はまだ変わってくると思います。ただ、おっしゃるように、ちなみにちょっと大ざっぱな数字で言わせていただきますが、5年前に需給ギャップっていうのは900あったんです。要するに、保育園に預けたいと思ってるんだけど、預けられない、そういった人が900人いた。この5年間で約900定員増をしてきた。そして、今もう一回アンケートとってみると、やはり900の人が保育園に預けたいんだけど、預けられないというようなことを言ってる。待機児童自身は134っていう数字は出していますが、それと潜在ニーズっていう面では随分違ってくる。今年、今決まってるだけで425の定員増があるんです。だから、来年度からは425は確実に増えていく。今、プラスアルファも模索をしてます。それにより一体どのくらい今度、需給ギャップがなくなっていくのかって、潜在ニーズがどれだけ掘り起こされていくのか、ここのところはわからない面があるんです。おっしゃるとおりなんです。ただ、これからやっぱり女性に働いていただくっていうのは必須だろうというように思うんで、その環境を整備していくっていうことであります。じゃあ、どうするかっていうことは、一つは30の認定こども園っていうのはこの5年間でやっていきますよね。これはご存じのはずなんです。それから、やはり民の認定こども園をつくっていく、そして民の保育園をつくるようにサポートしていく。それからあとは、小規模保育だとか事業所内保育とか、そういうことをやりながらの模索をしていきながら保育環境を整備していくということで、ニーズのほうを、今はアンケート結果で900っていうものを頭の中に置き、あとは潜在ニーズを少し勘案しながらやっていくということになるんだろうというように思います。
  • 記者
     ももちゃりの拡充についてお聞きします。新しくオープンするポートとして岡大の中に4カ所設置する予定ということですが、岡大の学生は既に自転車で移動してたりすると思います。この岡大に4カ所設置することに対してニーズとか狙いがございますでしょうか。
  • 市長
     ももちゃりよりも、もうマイちゃり持ってるじゃないかと、そういうことですね。でも、ちょっと具体的な調査結果があれば後で伝えてもらいますけど、私も岡山大学とか、あとノートルダム清心の関係者と話をすると、確かにマイちゃりを持ってる人は多いんですが、友人と一緒に行くときだとかいろいろなときにこのやっぱりももちゃりを使いたいというニーズは相当あるっていうことだけは私は伺っております。
  • 都市整備局
     正式なアンケートではありませんけれども、岡大などに聞いたときにまさに市長が言われたように、東口へ行くのに1人、2人は自転車を持ってる、だけど一緒に行こうと思ったとき自転車がないと結構不便だというのがあって、中心市街地に学生たちが出るいいきっかけになるんじゃないかなというのがありますんで、そういったことでも、ももちゃりを是非、岡大のほうへということを考えております。ちょっと数字の細かいのは、申しわけございません、正確にはありませんけれども、いろんなところで話を聞いたりアンケートのようなちょっとしたヒアリングをしたときにはそういう答えが返ってきております。
  • 市長
     今、ももちゃりの回転数3ですから。こんなに使われてるところはない。岡山のこの平たんな道っていうのが自転車に適してることだけは間違いないんで。
  • 記者
     全国会議の岡山市開催ですが、これは市として誘致活動されてたのか、また、これらが決まった経緯がわかれば教えていただけますか。また改めてですが、全国から多くの人が来る意義っていうのはどのように考えておられますでしょうか。
  • 市長
     これは、例えば「全国都市問題会議」などは私が就任する直前でありますけれども、岡山市のほうから長野の次は岡山ということを手を挙げてオーケーが出たという話を聞いております。介護サミットのほうもそういう面では我々のスタッフのほうで岡山へということを従前からやって出てきたということで、こういうのはなかなかすぐに手を挙げたら来年っていう話にはなりませんから、そういう地道な活動をして今回に至ったものであります。
     それから、岡山に来ていただく意義っていうことは、ありきたりですけれども、やはりこの岡山のよさ、岡山のイメージっていうのは、まだまだこのよさっていうのが伝わってない面もありますんで、こういういろいろな観光のスポットもそうですけれども、食べるいろいろな食材にしろ何にしろなれ親しんでいただいて、是非もう一回岡山に来てみたいと、そういうふうな心を抱いていただくようなそういう対応、おもてなしができればというように思っております。それから、議論の中では岡山が抱えている問題ないしは岡山が優位な問題などについてもテーマとしてできればと。介護保険についても岡山自身、総合特区を取り組んでやってるわけであります。これは、私自身は非常に画期的な、もう特区の内容は言いませんけれども、そういう制度だろうと、システムだろうというようにも思ってますし、そういったことを一つ一つお知らせをして、一緒になって取り組んでいければというように思っているところであります。
  • 記者
     自転車の安全運転免許証についてお聞きします。今年6月に道路交通法改正がありましたが、これは、そういったあたりからヒントを受けてのことでしょうか。そのあたりの経緯と具体的な目標、例えば何年度までに全ての学校でやりたいなどについて教えていただけないでしょうか。
  • 市長
     契機の一つに今ご指摘の道交法の改正で6月から自転車の危険な運転行為に対して運転者講習が義務づけられた、こういったこともございます。それからもう一つは、先ほど申し上げたように自転車の事故が非常に多い、それからもう一つの契機っていうのは、これ政令指定都市レベルでは幾つかのところがやってます。聞いたところ、やはり子供たちの安全意識っていうのは向上したというようなこともあり、こういったことが重なって今回、箕島小学校をはじめとして6カ所の学校で行っていくということであります。
  • 市民生活局
     今後の動きについては、できるだけ全校へ広げていきたいとは考えておりますが、このあたりは学校と調整を図りながらと考えております。

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