市民の皆さまへ　岡山市長メッセージ　令和2年8月28日

　岡山市では、７月中旬以降ほぼ毎日、新たな感染者が確認されています。8月28日時点の感染者100人のうち84人は7月以降の感染者で、今回の感染の波は、７月末から８月初旬をピークに減少傾向となっており、懸念されていたお盆期間の感染者の増加も低く抑えられています。しかしながら今後とも油断のできない状況が続くと思われ、秋・冬に向けて、次の感染の波が起こる可能性もあり、特に重症化リスクが高い高齢者等を念頭に置き、感染拡大防止の対策をしていかなければならないと考えています。

　新型コロナウイルスについては、感染の多くが飛沫等により発生しているなど、その特徴が次第に明らかになってきています。市民の皆さんには、この感染症について、正しく理解し、過度に恐れることなく、正しく恐れて行動していただきたいと思います。岡山市では、「スイッチ！おかやま」というキャッチフレーズで、様々なメディアを通じ、新型コロナウイルス感染症予防について情報発信していきます。

　また、各地でクラスターが発生し、厳しい状況に置かれているライブハウスについては、7月に岡山ライブハウス連絡会から要望を受け、感染対策の取組に協力しています。ライブハウスが提出する17の感染リスク評価項目に基づいて、市が改善点をアドバイスします。改善策を講じて、全ての基準をクリアした店舗は、逐次、専用ポスターを掲示します。市民の皆様には、このポスターも参考として感染防止に留意しつつ、音楽を楽しんでいただきたいと思います。

　岡山市では、引き続き、専門家の意見を踏まえ、感染防止を基本としながら、市民の皆様が安心して社会経済活動が続けられるよう取り組んでまいります。

　ともにこの難局を乗り越えていきましょう。

令和2年8月28日
岡山市長　大森雅夫