超高齢社会を迎え、高齢者数の増加とともに介護が必要な要介護状態の高齢者の数も増加しています。
健康な高齢者の方には、「シルバー人材センター」や「地域の集いの場」など、ボランティア参加や就労的な活動(社会参加活動)の場が用意されていますが、要介護状態となった高齢者の方は、こうした活動への参加を諦めてしまう傾向があり、また、たとえ社会参加活動を望んでも、従来の介護事業所ではその受け皿となるようなサービスの提供が進んでいません。
社会参加活動は、高齢者の方の「生きがい」につながるものです。地域社会には、高齢者が要介護であるか否かを問わず、参加を望む方にはその場が用意されていることが求められています。
そこで岡山市では、高齢者が要介護状態になっても、いつまでも住み慣れた地域で生きがいを持って暮らしていけるように、介護事業所で就労・社会参加活動が可能となるような取組や啓発活動等を実施します。一般的にイメージされている「働く」とは異なるこのスタイルを、「ハタラク」と呼んでいます。
介護事業所に対して、研修会やワークショップ等を実施し、要介護者の方が就労・社会参加活動に取り組む意義を正しく理解してもらいながら、市内での事例を創設していきます。
具体的には、就労・社会参加活動の実施について意欲の高いデイサービス事業所を選定した後、モデル的に「ハタラク」を実施し、成果や課題についてまとめていきます。
令和4年度の取組みをまとめたガイドを作成しました。以下の添付ファイルからご覧ください。
意欲と能力のある高齢者が、通所介護事業所の介護保険サービスを通して地域を舞台とした就労・社会参加活動「ハタラク」を行います。
高齢者が住み慣れた地域で、生きがいをもって安心して暮らし続けていくことができる地域社会づくりを行政・福祉機関・介護事業所・地域・企業が協力して進めます。
高齢者活躍推進事業は、「岡山市SDGs未来都市計画」や「Positive Health Okayama」にも掲げられており、その実現に貢献するものと考えています。
所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1636 ファクス: 086-803-1776