●位置 コスタリカ共和国は北米大陸と南米大陸のほぼ中間に位置し、面積は四国と九州を合わせた程の大きさ。その国土は太平洋とカリブ海に無数の美しいビーチを持ち、中央には優美な姿の火山の連なる山脈が走っている。この国の首都であるサンホセ市は、この中央山脈の中ほどに広がる大盆地メセタ・セントラルにある高原都市である。
●人口 約35万人
●面積 約45平方キロメートル
●姉妹都市締結日 1969年(昭和44年)1月27日締結
サンホセ市の街並み
北緯10度の熱帯圏にありながら、海抜が1,000メートルを超える高地のため、さわやかで過ごしやすい。雨季(GREEN SEASON)は5月~11月、乾季(DRY SEASON)は12月~4月で、雨季には1日1回1時間ほどスコールが降る。
コスタリカは1502年のコロンブスの到達以来300年にわたりスペインの植民地であったが、19世紀中ごろにコスタリカ共和国として独立を果たした。1823年にサンホセ市はコスタリカの首都となり、政治、経済、文化の中心的役割を担っている。
サンノゼ市とサンホセ市が1961年(昭和36年)に姉妹都市縁組を締結し、サンノゼ市長がサンホセ市を訪問した際、サンホセ市長に対し岡山市とサンホセ市が姉妹都市縁組を締結すれば、3都市を結ぶ世界的にもユニークな姉妹都市縁組ができるのでは、と提案したことがきっかけで、サンホセ市は1968年(昭和43年)に岡山市との姉妹都市縁組を議決した。
これを受けて、岡山市では1969年(昭和44年)1月にサンホセ市との姉妹都市縁組を議会で議決し、両市の姉妹都市関係が成立。
「コスタリカ交流協会」などを中心に、紹介展の開催、節目の年における訪問団の派遣や受け入れなどの交流が行われてきた。
1999年(平成11年)には、市民から寄せられた岡山公園建設のための募金を贈呈した。2002年(平成14年)に完成した岡山公園は、サンホセ市民の憩いの場となっている。
2009年(平成21年)にはこの岡山公園で、サンホセ・岡山姉妹都市締結40周年フェスティバルが開かれ、日本の歌や踊りをサンホセ市民と一緒になって楽しみ、記念植樹も行われた。
2019年(平成31年)には姉妹都市締結50周年記念として、岡山市民友好親善訪問団がサンホセ市を訪問し、岡山市出身のピアニストと高校生、地元の吹奏楽団による記念コンサートの開催や、備前焼の紹介など、両市民の間で文化的・芸術的交流を深めた。
姉妹都市締結30周年を記念して建設された岡山公園
訪問団に参加した高校生とサンホセ市吹奏楽団の記念コンサート(2019年、岡山公園)
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1112 ファクス: 086-225-5408